宮城県七ヶ浜町報告【第62報】 きずな館に泊まろう!! 子どもお泊り会

みなさま
お世話になっております。
七ヶ浜きずな館事務局スタッフの郷古&大迫です。
ボランティアきずな館が建てられて、10ヶ月。
たくさんのボランティアさんが訪れて七ヶ浜の復興支援活動に携わりました。
その数、延1000人。
ボランティアきずな館(以下きずな館)は私たちレスキューストックヤードの事務所運営だけというわけではありません。ボランティアさんの宿泊施設、地元の方々のお茶飲み場、おしゃべり場、子どもたちの遊び場、イベント開催場所など様々な場面で活用されています。隣に拠点を構えている七ヶ浜ボランティアセンターとの連携がし易いのもとても良い点だと言えます。
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今日はそんなきずな館でよく遊びに来る子たちが集まり、お泊り会を開催した様子をお伝えしたいと思います。
以前きずな館のクリスマスツリーを飾ってくれた子どもたちから「クリスマス会をきずな館でしたい!」との申し出があり、郷古&大迫で協力して「きずな館お泊り会」を企画しました。子どもたちの間、きずな館スタッフと子どもたちとの間でのお互いに反省、感謝をできるような場を作り、改めてきずな館での思い出を大切にしてもらいたいとの気持ちを込めて。
昨年末、学校が冬休みになってすぐ、きずな館休館日を利用して開催しました。
通常のきずな館では出来ないことを思いっきり楽しんで欲しい!という思いもあり、事前に子ども達にお泊り会でやりたいことを聞き、その中から「枕投げ」、「お化け屋敷」、「お菓子作り」などを行いました。
1日目は最初にきずな館を利用する上でのオリエンテーションを行い、枕投げやトランプ、基地作りなど、子どもらしい?遊びを楽しみました。
夕方からはみんなで夜ご飯のシチュー&さつまいもケーキ作りです。
子どもたちは包丁の使い方はもちろんのこと、お菓子作りもとても上手です。スタッフも手伝いながら、1時間程で完成しました。他のスタッフも「美味しい!」と言いながら、みんなで一緒に食べました。親御さんから差し入れで頂いたケーキやジュースも美味しく頂きました。
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夕食後は子どもたち制作の紙芝居披露があり、最後はみんなお待ちかね?のお化け屋敷を就寝時間ぎりぎりまで楽しみました。
2日目はいつもより少し遅めに起床し、朝食をみんなで食べた後、部屋のお片付けです。
子どもたちが泊まった部屋は普段ボランティアさんが宿泊しているところです。ボランティアさんと同じように「自分たちが使用したもの、利用した場所は自分たちで片づける」ということで、寝袋なども「出す時は簡単なのにしまう時は大変!!」と奮闘しながら片付けをしていました。
日頃ボランティアさんがどういうところで生活しているのかも体験出来たのではないでしょうか。
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子どもたちはお泊り会開催が決まってから、何日も前から「お泊り会でこれやりたい!」や「これ持ってく!」など、とても楽しみにしてくれていました。
スタッフはいつも仕事があるため、1日の内の少しの時間しか一緒に遊ぶ事が出来ません。
今回の企画は子どもたちにとっても、スタッフにとっても「みんなで過ごす楽しい時間」を共有することが出来たのではないかと思います。
今後も、子ども達が大人になっても心に残る温かい思い出や経験を「きずな館」で作っていけたらと思います。