皆さま、こんにちは。RSYボランティアの勝田です。
震災前、七ヶ浜では毎月最終日曜日に、地元でとれた旬の魚介や朝採り野菜など、新鮮食材を安全・安心・安値で販売する朝市として「七の市」が開催されていました。
現在は昨年12月にオープンした仮設店舗:七の市商店街で以前と同じ最終日曜日の朝、月1恒例イベントとして七の市が開催されています。
「七の市/大売出し-2月号」として去る2月26日の七の市の様子をご報告いたします。
商店街の各店舗や出店ブースでは朝早くからテントを建てたり、食材の用意をしたり、大忙し。
スタート時間のAM9:00前から少しづつ住民の方々が集まり始めてくださり、出店側もうれしくて気合が入ります。
七の市商店街の各店舗からはこの日の為に用意させた特売品がいろいろ。
夢麺さんでは、七ヶ浜のお隣り塩釜市桂島産の生牡蠣の販売と焼牡蠣の無料試食がありました!店主岩本さんの元気いっぱいの呼び込みの声とお客さんの「おいし~」の歓声でとってもにぎやかでした♪
また、「七の市」には商店街の店舗の他、地元の団体やボランティアによる出店ブースも建ち並びます。
あさひ園さんはタイ焼き屋さん。お客さんがいっぱいで焼いても焼いてもすぐに売り切れてしまいます!
神薙町内会さんのテントでは射的コーナー、静岡おでんの無料試食が行われ、どちらも大盛況!七ヶ浜復興記念の缶バッチも並んでいました。
RSYブースには3つのテント。
まずは仮設住宅のお母さま方と一緒に甘くてアツアツのおしるの無料配布。
きずな館スタッフの郷古くんが夜なべして的を作成した玉入れ遊びコーナー。
いつもきずな館に遊びに来てくれるCちゃん(小4)が準備から運営までお手伝いしてくれました。
そして、今回も一緒に出店してくださいました、菖蒲田浜・鈴政丸さん!(ぼっけ祭りでお馴染みのSさんです)七ヶ浜で獲れたカニを使った豪華カニ汁の無料試食と生ワカメの販売に、スタートと同時に列ができていました!
ボランティアバスで活動中の名古屋学院大学生の皆さんもスタッフとして盛り上げてくれました。
たくさんの住民の方々がお買いものやおしゃべりを楽しまれ、おしるこもカニ汁もあっという間に完売!
私も最後に残ったカニ汁の汁をいただきました(笑)とってもおいしかった~!!!
私があんまりおいしいおいしいと興奮していると、
「自分の獲ったもの食べておいしいって言ってもられることが何よりうれしい」「今はまだ地元の出店が少ないけど、七ヶ浜で漁ができてるってことを七ヶ浜のみんなに知ってもらうためにも出店しようと思ってさ~」と教えてくれた鈴政丸のSさん。
Sさんのアツイ想いの込められたカニ汁、本当においしかったです。
今では仮設住宅の集会所で行われている編み物サークルの皆さんやきずな工房の皆さんも「七の市」への出品を目指して手作り品の作成に励まれていると聞きました。
少しずつ地元の出店が増え、海産物や野菜はもちろん、住民の方々の心の込もったたくさんの作品が「七の市」に並ぶ日が楽しみですね。
この日の名古屋学院大学生ボラバスメンバーの活動の振り返りでは、こんな声がありました。
「名古屋カフェは住民の方々に楽しんでもらえるように、ボランティアが企画したイベントだったけど、
七の市は住民の方々が自分達で七ヶ浜を盛り上げるイベントだった。力強さを感じた。お手伝いをさせていただくことができてとてもよかったです。」
そんな地元の力をさらに盛り上げられるよう、イベントの応援団として、お客さんとして、七の市のことをたくさんの方に知ってもらう広報係として… それぞれにできる形で、今後も応援し続けていきたいですね。