宮城県七ヶ浜町報告【第75報】3月20日七の市イベントやりました!

皆様
こんにちは。RSY浦野です。
彼岸の中日、春分の日であるこの日、七の市商店街でイベントが開催されました。
商店街では、毎月第4日曜日に行っている「七の市」が定番ですが、今回は大阪JC40年会の皆さんの「商店街を応援したい。本場のたこ焼きを食べてもらいたい!」というお声がけから、イレギュラー的にイベントを打つことになったのです。
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10:00にイベントスタート!
いつもながらの商店街各店舗の特売と共に、以下のお店の参加でイベントは大いに盛り上がりました。
〇大阪JC40年会
・たこ焼き(1パック100円)&たこえびせん(無料)
・スーパーボールすくい、くじ引き(無料)
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〇あじゅ~る
・アイスクリーム、シャーベット、フルーツスティック
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〇黒船
・古着、新品衣類全品100円
〇みお七ヶ浜
・オリジナル手作り惣菜、お菓子などの販売
RSYでは、出店団体との調整や事前のチラシ作製などをお手伝いさせて頂きました。
チラシは店主さんたちと協力をして、応急仮設住宅やみなし仮設の皆さんを中心に配布し、当日はのべ150名程の方がご来場下さいました。ただ、それ以外の場所に住んでいらっしゃる方からは、「こんなイベントがあるなんて知らなかった」との声も聞かれ、今後の告知手段にはまだまだ課題が残ると実感しました。
また、さらなる盛り上げ役に買って出て頂いたのは、地元菖蒲田地区の歌姫・亀谷ふみ子さん。
「七ヶ浜音頭」を中心に、演歌からポップスまでを歌い上げる姿はまさに歌姫。来場者からも熱い拍手が送られました。
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イベント終了後は、大阪JC40年会の皆さんと夢(ムーメン)麺さんで交流会。
七の市商店街の店主フルメンバーに加え、今月18日にオープンしたばかりの移動販売ソフトクリーム店「あじゅ~る」さんも加わり、賑やかなひと時となりました。
「あじゅ~る」とは、青空という意味を持つそうです。「震災が起こった日のどんよりとした空の色をかき消すぐらいの青い空で、世界中から応援してくれている人たちと繋がっているという「絆」を感じたい。そんな思いを込めて名付けました」と店主さんがお話しされました。夢麺さんからは、「あじゅ~る」さんを七の市商店街の8番目の店舗として迎えよう!という声がかかり、拍手が湧き上がりました。
また、店主さんからは「震災がなければ各地区ごとの交流はほとんどなかった。本当に嫌な災害だったけど、菖蒲田・代ヶ崎・花渕など、地区の枠を超えて商店が横に繋がっている。お客さんも、今まで別の地区ということで挨拶もままならなかった者同士が気軽に声を掛け合う姿もある。七ヶ浜が以前よりも一つになっているように思う。」というコメントもありました。
大阪JC40年会の皆さんからは、
「今まで募金や物資提供など、間接的な支援ばかりで、被災された方と交流するのは初めての経験だった。でも皆さんの頑張りから自分たちが学ぶことが沢山あった。気持ちが七ヶ浜に残ったので、地元に帰って周囲に話すことで東北を忘れないことを伝えたい」
「七ヶ浜という町の存在自体知らなかったので、今回のご縁でここへ来れて本当によかった。店主さんたちは、自らが被災者でありながら、住民の方々の心の支え、コミュニケーションの場を作ろうとされている。また、ゼロ以下からのスタートでここまで元気に商売をされているという心意気から学ぶ点も非常に多かった。持ち帰るものが沢山ある。また恩返しにぜひ来たい。」
などのコメントが聞かれました。
話の中では、「この商店街のメインターゲットは『地元の人』。この人たちがもっともっと足を運んでもらえるようにするにはどうすればいいか?」「気仙沼や志津川など、活発な商店街をみんなで見学に行きたい」「お客さんが何を望んでいるのかアンケート調査を継続的にやってきたい」「町内外への情報発信を積極的にやっていきたいが、どうすればよいのか?」などの意見やアイデアが飛び交い、充実した時間となりました。
商店街組合会長の『理容ホシ』店主さんからの、「七ヶ浜は震災がなければ離れ小島で外部の声はなかなか聞けなかった。災い転じて福となすではないが、震災をきっかけに沢山の出会いを重ねることで、今まで凝り固まっていたものがパッとはじけた気がする。外からの支援は空気を変える力がある。」というコメントも印象的でした。
皆さんのお話しを聞いて、商店街を中心にした復興のまちづくりの可能性をひしひしと感じます。
「一過性ではなく、できるだけ長く関わって欲しい」という店主さんたちの声に「必ずまた来ます」という力強い大阪JC40年会の皆さんの声が重なりました。
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