宮城県七ヶ浜町報告【第82報】心無いゴミ問題

いつもお世話になっております。RSY飯田です。

七ヶ浜では、つい先日まで雪の降る寒さでした。
やっと桜の開花が待ち遠しい、春の足音が近づいてきています。

気持ちの良い朝の日差しに誘われて、菖蒲田浜へ散歩へ行きました。
その時に目にしたのは…
枯れた雑草や残された家の基礎の影に隠すように置かれている”新しい”空き缶・ペットボトルなどのゴミ。
中には、ボランティアセンターで配布されている水のペットボトルもありました。

また浜付近では、多くの方に出逢います。
毎朝ご自宅があった場所に、何か見つかるかもしれない…と足を運んでいらっしゃる方、
仕事ができなくなり仮設住宅での生活で息が詰まるからと農業を始めた方、海を眺めに来ている方など。
気軽に挨拶をしてくださり、時にはポツリポツリとお話をされる方もいます。

津波が押し寄せた地域は、ヘドロやガラス混じりの土壌、流された生活用品、枯れた木や雑草が広がり、
片付いているように見えても、人の手が入らないとキレイにはならない現状です。
しかし、人の手で町が汚されている現実に、悲しみと怒りを覚え、残念でなりません。

その翌日、軍手とビニール袋を片手に、散歩ついでのゴミ拾いを行うことにしました。
最近はそんな心無いゴミ問題にも「負けてたまるか」といった気持ちになっています。
天候にも左右されますが、無理なく続けていけたら…と思っています。