宮城県七ヶ浜町報告【第103報】七ヶ浜町復興支援ボランティアセンター

皆様
いつもお世話になっております。ボランティアきずな館 郷古です。
七ヶ浜のゴールデンウィークは、雨が降ったり止んだりの落ち着かない天気でした。
今回はボランティアきずな館の隣に在る、「七ヶ浜町ボランティアセンター」の「今」をご紹介します。
「七ヶ浜町災害ボランティアセンター」から名前を
「浜を元気に!七ヶ浜町復興支援ボランティアセンター」と変え、
従来の瓦礫の撤去作業の他に仮設住宅の集会所を周り、
住民の方々と一緒に体操したり、お茶のみをしたりする、サロンも運営しています。
町、社会福祉協議会、支援に入っているNPOなどの団体と連携して町民のためのイベント開催もしています。
その他、多種多様な地元方々からのニーズを引き受け、人と人とをつなげる機能をも持っている、七ヶ浜町復興支援ボランティアセンター。それを支えているのは運営スタッフの方々と町内、県内、県外から駆けつけているボランティアのリーダーの方々です。
来てくれたボランティアが瓦礫撤去などに参加する際に、
「いかに、来てくれたボランティアの皆さんが活動しやすいか」というのを日々考えて対応しています。
そのスタッフの方々の努力あってかリピーターが多く、
これまでに七ヶ浜町には4万5千人以上のボランティアが訪れました。
(ゴールデンウィークは多い時で一日、475名のボランティアが七ヶ浜町で活動されました。)
今、メインとなっている活動は「農地復活大作戦」です。
津波で98%以上の田んぼが被害を受けました。細かい瓦礫は重機では取り除けません。
とても広い範囲を手作業で取り除かなくてはならないということです。
その土地は農地として復活できますし、お花を植えることもできます。
そして、瓦礫を見ると気分が悪くなるといった方々のためにも、早めに取り除かなくはならないものです。
平日でも100名を超えるボランティアの活動で徐々に綺麗になっていく七ヶ浜。
しかし、まだ復興への道のりは長い。この農地復活大作戦もまだまだ続けていかなくては終わりません。
ボランティア数が安定していく一方で、資材不足という問題が出てきています。
瓦礫撤去に欠かせない「土のう袋」が不足しています。
リピーターの中で「瓦礫撤去の際は、土のう袋を自分で持ってくる。」といった
「My 土のう袋持参作戦」というのもあるそうです。
「自分で拾う瓦礫は、自分の土のう袋で」という素晴らしい考えですね。
この先も、田んぼ / 畑の復活作成、浜清掃など大人数でやらなくてはならない活動がまだまだあります。
現地に行き、住民の方々と話すだけでも立派なボランティアです。
どんなことが役に立つかわからないとお思いの方も、是非いらしてください。
きっと「東日本大震災 復興支援活動のご自身のできる事」が見い出せるはずです。
夏休み、長期休暇などを利用して、ボランティアなどいかがでしょうか。
この夏はイベントも盛りだくさん。
イベントの運営スタッフなどのボランティアで楽しみながら復興支援もいかがですか?
瓦礫撤去から仮設住宅支援、町のイベントスタッフなどなどいろんな形のボランティアがあります。
是非、七ヶ浜町へ!
その七ヶ浜町復興支援ボランティアセンターの隣に建っております、
レスキューストックヤードの七ヶ浜町支援拠点であり、ボランティアの宿泊施設でもあり
そして、住民の方々の憩いの場でもあるボランティアきずな館。
是非ご利用下さい!