宮城県七ヶ浜町報告【第104報】つぶやき

お世話になります。RSY飯田です。
最近のつぶやきをご紹介します。
俺は漁師だったんだけど数年前に息子に船を渡したから、今はこうして体を動かすために畑やってんのさ。ある人が家だった場所の土地を貸してくれて、4人で共同で農業してるんだ。(自分の)うちは被害はなかったんだけど、息子が放射能があるから漁ができないって言うもんだから、ここで作る野菜を出荷して、少しでもお金にしないといけないな。(菖蒲田浜:60代男性)
今日は足湯もしたし、いーっぱい笑ったから、なんか身体も心も元気になったわ。次の足湯は再来週?じゃあ、2週間は次の足湯を楽しみにして過ごせそうだよ。楽しみがあるっていいね。また来てね。(集会所:70代女性)
昨日地震あったね。揺れたよね。福島県が震源だって、テレビでみたよ。津波来なくてよかった~。(きずな館:10歳 女の子)
毎日夜は怖いんだ。静かだから余計なこと考えちゃって、涙が出たり身体が震えたりする。あったかくなってきたから、外に出ようとは思うんだ。でも何したらいいかね?畑してた時は退屈しなかったなー。(七の市商店街:60代女性)
家でじっとしてると、いろいろ考えちゃうから、ここ(集会所)では笑って、家ではお裁縫に集中して毎日を過ごしてる。みんなおんなじだと思うよ。元気でいないとって思うから、元気に見えるだけ。これは普通(日常)ではないんだから。(集会所:60代女性)
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最近では、季節の移り変わりが時の速さを感じさせ、
状況の変わらない毎日に、心を沈める人も少なくありません。
七ヶ浜町では「住宅復興に関する住民説明会」が4月下旬にありました。
参加した方の心には、どういった心境をもたらしたのでしょうか。
これからも状況と共に変化していく「つぶやき」をご紹介していきます。