みなさま
いつもお世話になっております。RSY事務局藤田です。
7月7日(土)~8日(日)に新潟県刈羽村で行われた「げんきをつなげよう復活祭」にボランティアさん6名、スタッフ2名で参加してきました。
「地震発生時刻である10:13に黙とうをしました」
この催しは2007年7月16日に発生した新潟県中越沖地震の 5 周年祈念イベントで、刈羽焼やよさこいなど地元の皆さんによる屋台やステージ企画と名古屋の他にも地震をきっかけにつながった全国各地(岩手県野田村、大阪、兵庫県西宮、新潟県小千谷・塩谷等)から、応援に駆けつけた皆さんが屋台やブースを担当しました。
「地元グループによるよさこい披露」
名古屋チームは、七ヶ浜や福島のおいしい物産やものづくり工房で心をこめて作られた手作り品の販売ブースと有志による演奏、そして初の試みである「防災大喜利」を披露させていただきました。
「物産・手作り品販売コーナー」
「沖縄ポップスグループ『なんくるないさ』による演奏」
「ん?防災大喜利って何?」と思ったあなた!説明しましょう。
簡単に言ってしまえば、その名の通り笑点風にお題に対して、ボケを入れながら回答していくもので、採点役の師匠や座布団運びもいるのです。もちろん回答者の高座名もあります。そして何よりも重要なのが、お題です!
地震に備えて防災に関する智恵を蓄えることも大事ということで、RSYの自信作・会報「あるある」の中のまめ豆知識をベースにしながら、お題を考えました。
例えば、「ぐらっと揺れた時どうする?」というお題に対して、頭を守るのに防災頭巾や鍋、買い物中ならスーパーのかごを使用するというアイデアを、回答者が実演を交えて発言していきます。名古屋チームが緊張しながら行う様子を、刈羽のみなさんに温かい笑いや笑顔でご覧いただき、会場一体となって進めることができました。
「防災大喜利実演中!」
イベント終了後には地震直後からお世話になっている、ある地区の会長さんのお宅にお邪魔させていただきました。地震直後から変わったこと(生まれ変わった建物など)や地元グループ「えびの会」で養殖しているえびのことなどをお話くださいました。以前に名古屋から今回同様ボランティア数名でお邪魔した際にえびの養殖や山の清掃をさせていただいたことが、地元青年部の方々が活動に参加するきっかけになり、メンバーが増えたという嬉しいお言葉もいただきました。
また、名古屋からの参加者が地元の方に「地震がなければ隣近所の人と手を取り合おうとは思わなかった。地震が私たちの結束力を高めてくれた。」というお話を聞いたそうです。
地震をきっかけに関わらせていただいたご縁を喜んでくださり、地震のことさえも悲しい出来事という事だけでなく、自分達にもたらしてくれたプラス面を捉えていらっしゃるその気持ちが、全国の人たちを何度でも刈羽村にまた行きたい・あの人にまた会いたいと思わせてくれるのだと改めて実感しました。
そしてこのご縁を大切に今後も末永くお付き合いさせていただけることを切に願っています。
「えびを御馳走していただきました」