宇治市・京都南部豪雨水害【第2報】

皆さま

NPO法人レスキューストックヤード・震災がつなぐ全国ネットワーク事務局・浦野です。8月20日より京都府南部豪雨水害で被害を受けた宇治市炭山地区に支援に入っている松田(RSY理事)、松永さん(大分大学生、RSYボランティア)より報告がありましたのでお知らせします。
今回の水害の報道はあまりメディアで取り上げられていませんが、被害はかなり甚大です。特に発災後1週間、ほとんどボランティアの手が入っていない孤立集落への支援が急務です。また、市街地でもボランティアの手は不足しています。
近畿地方の皆さん、地元を支えて下さい。
また、東海地方の皆さん、1日でもかまいません。ぜひ週末のボランティアバスに乗って、被災地を支えて下さい。
▼8月21日の活動内容
・計17名(日本災害救援ネットワーク(NVNAD)15名(含KOBE足湯隊2名)・松田・松永)で炭山に入る。
・松田・松永は宇治市災害ボランティアセンターの資器材を借りる。金曜まで地区にて保管予定。
連絡所にて地域ですでに決めていた割り振りに従い4軒のお宅に分かれて活動開始。
・作業内容は家によって土のう積み、泥かき、陶器の洗浄など。
・お昼休憩をはさんで作業を行うが、14:30ごろ雷鳴が鳴り近くで雨が降り始めたため、活動を中止。
・土日のボランティアバスについて役員さんらに報告をし、宇治に戻る。
・ボランティアセンターにも活動内容を報告。
・松田は一旦宇治を離れる。松永は本日は宇治のホテル滞在。明日からは活動先で知り合った陶芸教室を営む
お宅のログハウスに宿泊し、27日まで滞在予定。▼炭山地区の状況(21日現在)
・役員さんたちは、活動先リストを持って私たちを待っていた。
・活動に入ったお宅は、家や庭に土砂が入り込んでおり、どこも圧倒的な作業量を要する。
ボランティアの人数が足りず、活動時間も短縮したため完了することができなかった。
・今日の地域の雰囲気は、食中毒のショックからようやく立ち直り、水、電気も復旧し、ボランティアも来たうえ、
道路等の自主清掃作業が一段落し、さて、家に取り掛かるか、という様子。
・まだお風呂に入れていないお宅もあり、近くの公共施設を使用している。○伺ったお宅の方の話
・上から見ていたら、家の前を濁流が二手に分かれて流れて行った。
・考えたくないけど、次に雨が降ったらどうなるか考えたら怖い。
・ありがとう。私が2週間でやろうと思っていたことが1日で終わった。○その他
・明日(22日)は、RSYが七ヶ浜町でお世話になったNPO法人チームレスキューのボランティアが宇治市災害ボランティアセンター経由で炭山に入る予定。▼松田私見
・毎日昼過ぎになるともくもくと成長する積乱雲が恨めしい。今日私が携わった2件のお宅は、次に雨が降る前に終えないと意味がない作業だった。今は人海戦術以外にない。
・ようやく作業ができるようになったばかりなので、まだみなさん前向き。しかしこれからどんどん疲れが溜まっていくだろう。別の方が 「疲れた…」とつぶやいているのを2回耳にしました。

※なお、今回の活動は「震災がつなぐ全国ネットワーク」に対する日本財団からの支援金により行われています。 

 

 

 

▼今後の支援体制
〇震災がつなぐ全国ネットワーク
・松永(~27日・月)まで
・松田(断続的に現地入り)
・RSY ボラバス運行(25日・26日)
・KOBE足湯隊 継続的なマンパワー等の派遣等、調整中
 〇NPO法人チームレスキュー(22日~)
 〇日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)、KOBE足湯隊
・ボランティアワゴン運行等調整中
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支援金のお願い
現地までの交通費、資器材の運搬等、長期的なボランティア活動実施には経費
がかかります。私たちの活動をご支援ください!【郵便振替】
郵便振替00920-7-75997
加入者:震災がつなぐ全国ネットワーク
※いずれも通信欄に「近畿水害」とご記入ください。
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