皆さま。
お世話になっております。
ボランティアバス55陣「七ヶ浜ミュージカル・NaNa5931の七ヶ浜公演を観に行こう!!」のご報告をいたします。
ボランティアバス55陣は通常とは少し異なった、舞台観覧ツアーでした。
今回凱旋公演となった「ゴーヘ」は七ヶ浜国際村を拠点に活動をしているパフォーマンスカンパニーNaNa5931による、東日本大震災をテーマとした演目です。
※NaNa5931とは
七ヶ浜国際村の劇場付きミュージカルカンパニーとして2001年4月に設立。地元の小学生から社会人までのメンバーで構成されている。
「ゴーヘ」は昨年11月に地元七ヶ浜で初公演を行いました。
当時は震災の傷もまだまだ癒えていない頃。
震災をテーマとし、作中には実際に被災され亡くなられた方の実名も出てきます。当初、この公演は当時のことを思い出してしまうので不適切だという声もありました。
しかし、そんな当時だからこそ、失った命の分までくじけず、みんなでを向いて進んで行こう!全国からの応援に「ありがとう」を伝えたい!という強いメッセージが込められていました。
この子どもたちの想いに感銘を受け、沢山の方々の応援により、今年8月に名古屋・東京への県外公演が実現しました。
この県外公演もNaNa5931の結成から初めてのことでした。
※NaNa5931名古屋・東京公演の報告書はこちら
URL:http://rsy-nagoya.com/rsy/wp-content/uploads/2012/10/NaNareport_final.pdf
この県外公演を受け、凱旋記念公演として1 1月17日,18日に「ゴーヘ」が再び地元七ヶ浜町で実現しました。
公演は当初全3回を予定されていましたが、予約が殺到し、さらに追加公演まで実施する大盛況となりました。
公演に向けた稽古にも熱が入ります。
劇団員からも、
「昨年は震災からまだ1年も経たない時期だったので 、観る元気がない人も多かったと思うけれど、『1年半以上経過した今だからこそ』観ることができる人に元気を与えたい!」
という地元の方へ向けたメッセージと、
「『3.11』があったからこそ『被災地』として七ヶ浜町を知った人がたくさんいるが、被災地という側面だけでなく、元気な子供たちがいて、みんなで前に進もうと頑張っている姿も感じて欲しいし、前に進むためにただ辛かったことを忘れるのではなく、その時に感じた大切なことをしっかり持って前に進もうとする姿勢を知ってもらいたい。」
という県外から応援してくれる方々へのコメントをもらいました。
55陣ボランティアバスが観覧したのは4回目の最終公演。
公演前の時間にNaNa5931のメンバーへ現地には来ることができなかったみんなのメッセージをお届けし、激励をしました。
公演は感動の一言。
七ヶ浜町から全国へ、世界へ、復興支援の 「ありがとう」を「伝えたくて」との思いがステージから溢れ出てくるよう。
七ヶ浜町の歴史は苦難の連続。だからこれからも頑張れる!との思いもしっかり受け止めてきました!
劇中に空から舞い降りたお星様(ペーパーシャワー)には「Thank you for coming.」の文字が。
「七ヶ浜町にまた来てくださいね。」の思いが伝わってきました。
公演終了後に慌ただしい中でしたが、感想を伝える時間もいただきました。
ボランティアバスには、名古屋公演の際、実行委員会でボランティアをしてくださった方も参加しており、3ヶ月ぶりに顔を合わせ言葉を交わす様子も見られました。
NaNa5931のみなさん。素敵な感動をありがとう!
参加者の感想
・震災をテーマとしたミュージカルをするまでに心の整理が難しかったと思います。その中で多くの人に七ヶ浜を思う気持ちや支えてくれる人への感謝を力強く表現してくれました。そこから、私自身が勇気をもらい、子どもたちの力強さを感じました。それと同時に、この子たちもまた、七ヶ浜の人々やボランティアの人を支えてくれているだと思いました。ミュージカルでこんなにも心が動かされたのは初めてです。見ることができてとても喜ばしく思います。
・
・参加者同士が仲良くなれる雰囲気がとてもよかったです。
・今後、
・震災とまっすぐ向き合って、伝えていこうとしている姿勢に刺激を受け、私も頑張らなければと思いました。
・2回目のミュージカルでしたが、改めて元気と勇気をもらいました。きっと震災時には大変な思いをされたのだと思いますが、それでも自分が住んでいる七ヶ浜を愛し、前向きに元気に生きようとしていることがすごく伝わってきて、自分はどうなのかと、はっとさせられました。これからもぜひミュージカル、見に行きたいと思います。がんばってください!