5/25 七ヶ浜足湯報告

 

皆さんこんにちは。RSY浦野です。

久しぶりに最近の足湯についてご報告です。

 

 

 

 

5月24日(金)は七ヶ浜の野外活動センター仮設住宅集会場で足湯でした。

この仮設住宅には、約60世帯が生活していますが、もともと独立した集会場

が無く、昨年より住宅の1室が開放されています。

他の仮設のように「集会場に行けばいつも誰かしらの顔がある」ほどの賑わ
いはまだありませんが、サロンや足湯、パッチワークなどの催し物をきっか
けにしながら、少しずつ集いの場として、皆さんの生活に定着するよう工夫
されています。

今回は3名の方が参加して下さいました。

高台移転用整地のために解体されることとなった仮設住宅からこちらへ移ら
れたBさんからは、「馴染むまでに少し時間がかかりそう。避難所⇒仮設⇒
仮設と3回も引っ越した。引っ越しは疲れる。来年になればまた引っ越し
(公営住宅に)。もうダンボールはそのままにしてる。震災以降、ぐっすり
眠ったということはない。明け方に寝付いて、少し遅い時間に起きるという
感じ。一人だし、この場所に慣れるまでは大変」

という言葉が聞かれました。

足湯を終えて、東北学院大学の学生さんや、地元富谷町からのボランティアさん、
ボラセンスタッフ竹中さんらとお茶を飲みながらの静かな団らん。

中学校時代の武勇伝からご家族のこと、避難所の様子などお聞かせ頂き、2時間
あまりのひと時はあっと言う間に過ぎました。

また、ご夫妻でお越しのAさんは「れなちゃんに会いにきたのよ。」と、足湯ス
タッフ清水の顔を見ることを楽しみにご利用下さいました。

七ヶ浜の仮設住宅では、「足湯」という言葉は、多くの方が耳慣れた馴染み深い
ものになっています。仮設内転居をされて「新しい集会所には行きずらいなぁ」
と感じておられる方も、「足湯があるんなら行ってみっぺ」と足を運んで下さいます。

たとえボランティアさんの顔ぶれは変わったとしても、一回一回の足湯でつみ重
なられた安心感と信頼感、温もりが次の足湯へと受け継がれ、住民の方々の心細
さや不安の軽減、気持ちの回復への一助となっています。

「人数」ではなく、お一人おひとりの存在そのものに目を向けながら、地元の活
動として定着していけるよう息長くお手伝いしていきます。

足湯スケジュールは「浜を元気に!七ヶ浜復興支援ボランティアセンター」のブ
ログに掲載されています。ぜひご参加ください。

浜を元気に!七ヶ浜復興支援ボランティアセンターブログ