みなさま
RSY事務局です。
私たちは7月12日より、RSYの会員、又はRSYが加盟している、なごや災害ボランティア連絡会、三遠南信のネットワークからの協力を得て、『レスキュー南木曽応援隊』として、長野県南木曽町への支援活動を実施しております。
現地から要望のあった「平日の安定的なボランティアの確保」に応えるべく、下記のような調整を行っております。
(今週の『レスキュー南木曽応援隊』の活動予定)
・15日(火)なごや災害ボランティア連絡会より4名派遣
・16日(水)RSYボランティアバス(参加者受付中!)派遣、
★ボラバス申し込みはコチラから
・17日(木)なごや災害ボランティア連絡会より2名派遣、碧南防災ボランティア連絡会より3名派遣
・18日(金)なごや災害ボランティア連絡会より5名派遣、恵那防災研究会(代表者・RSY会員)より10名派遣
★『レスキュー南木曽応援隊』
主体:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
協力:なごや災害ボランティア連絡会/碧南防災ボランティア連絡会/恵那市防災研究会
13日から活動している『なごや災害ボランティア連絡会』メンバーの皆さんより報告が届きましたのでお知らせします。
地元の地域力を生かして近隣地域を中心に、泥かき作業は着実に進みつつあります。
今後は地元住民・ボランティアの体調への配慮や住民の気づかれ・生活再建への不安軽減のために、心的サポートを含めた多様な支援が必要となり、いよいよ地元の『受援力』が試される時期でもあると感じます。
■家屋の被害状況建物
・全壊6棟(住宅:5非住宅:1)
・半壊8棟(住宅:6非住宅:2)
・一部半壊7棟(住宅:4非住宅:3)
・床上6棟(住宅:5非住宅:1)
・床下7棟(住宅:6非住宅:1)
■ボラセン近隣地域からの応援体制
・中津川社協、王滝社協、大桑村社協、上松社協、木曽広域連合会
■ボランティア活動実数・活動の様子
・午前82名、午後115名
・地元中高生の参加が非常に多く(災害により休校中のため)大きな力となっている。また町内や近隣地域からの応援もあり、地域力の高い地域であると感じる。しかしボランティアが頑張りすぎるあまり、活動中の休憩と体調管理が課題。熱中症もあった。家主の負担も考えて最低30分に1回はきちんと休憩を取ることを徹底したい。
・被災された地元の方は遠慮がちで控えめな方が多く、ボランティアへの気遣いが負担ならないか心配。しかし多くの住民が「沢山のボランティアさんに来てもらって本当にうれしい」とお話しされている。
・なごや災害ボランティア連絡会メンバーが効率的な送迎方法について意見共有したところ、社協より送迎用のマイクロバスが運行され、ボランティアの現場への送迎がスムーズになった。
■被災された方の生活状況
・食事は一部、近所で作れる人がおすそ分けをするなどして助け合っている姿があった。
・避難所には、2家族4人づつくらいが滞在している。(13日から小学校一か所になった)
・親戚が手伝いに来てくれたり、親戚のところに一時避難している人もいる。
・断水はまだ続いているが、給水車等で水は供給されている。しかし、入浴やトイレは大変な様子。
・住民の方々は気を張っている人が多く、「疲れた」という言葉はあまり聞かれない。それだけにとても心配。
(70代・男性)
当日の16:50~17:00頃、変な音がすると思って外へ出ると、目の前まで水が来ていた。すぐに玄関の戸締りをして自主避難した。家の中までは水は入っていないが、下の倉庫が水没してしまって使い物にならなくなった。早めの避難が功を奏して、怪我もなく命も助かった。少し血圧が高めだが今のところは大丈夫だ。
(ボランティア感想)
周辺地域は電線も倒れたままで、道路には泥が積み上げられている状態だった。川の近くの急斜面も一部崩れそうなところもある。天候不順のため、1日で作業が終了できなかったので「明日も来ましょうか?」と声をかけた。すると、とても遠慮がちに「申し訳ないが来てほしい」とおっしゃった。床上・床下浸水の数は少ないが、一つひとつの被害はとても大きいと感じる。家族や近隣の方々も応援に当たっており、地域の助け合いも機能している。
でも、暑い中での作業のため、疲れがたまっているようにも見えた。緊急搬送される方もいたとのことで、発災から3日以上経過し、気を張り詰めていることや、作業を頑張りすぎるがあまり後からどっと疲れがでないか心配。