宮城県七ヶ浜町報告【第229報】月刊つぶやき@七ヶ浜「第34号」(2016年4月1日~4月30日)

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2016年4月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2016年5月11日で震災から5年2ヶ月が経過しました。

RSYでは4月14日に発生した熊本地震において、熊本県御船町を中心に活動を行っております。詳しくは都度更新される 支援活動報告をご覧ください。

その日は七ヶ浜町でもテレビで緊急地震速報が鳴り、特有の緊張感が 漂いました。
「地震速報の音が鳴るとあの時を思い出す・・・」そんな声が相次ぎました。
翌日から緊急対応における特番が組まれ、どのチャンネルを回しても熊本地震のことで、
「子どもたちも3.11のことを思い出すから、あんまり見せないようにしているんだ」という声も。
5年経った今でも、心に大きな傷が残っているのが分かります。

そんな中でも「熊本の皆さんも私たちと同じ苦しみを味わっているんだ。何かできることはないだろうか?」と七ヶ浜事務局に声を掛けてくれる皆さんがたくさんいます。
「熊本の皆さんも私たちと同じ怖い思いをしたと思う。でも、大丈夫。時間はかかるけど生活できるようになる。私たちもいろんな人たちの応援で頑張れた。がんばれ!熊本!」
という声も住民の皆さんから頂いています。
GW中に七ヶ浜町で行われたイベントにて、募金活動を住民の皆さんと一緒に行いました。
七ヶ浜事務局もきずなハウスで募金箱を設置を続け、、七ヶ浜の皆さんと一緒に熊本を応援し続けます!
七ヶ浜 熊本募金七ヶ浜 熊本募金

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〇セールスは公営住宅に越してきてから何度も来たね。何回来たか分からないわ。嬉しい来客なんて無いよ
(60代:男性)※災害公営住宅入居者

 

〇毎日散歩はしてるんだけど、誰とも会わねぇよ。家ではテレビ見てるだけだからなぁ。
(60代:男性)※災害公営住宅入居者

 

〇自分の家ができた安心感でみんな太ったんだ。仮設の時はなんとなく緊張していたんだけど、今はのんびりできている。安心感からか、自分たちで動くことを忘れてしまったのか、震災前は自然と誰かしらの家に皆で集まれていたのに、今ではそうすることもなくなってしまった。
(60代:女性)※災害公営住宅入居者

 

〇何もすることがないから、自宅の前に農園を作ってみたんだ。何を植えようかなぁ。
(60代:男性)※災害公営住宅入居者

 

〇仮設住宅から仮設住宅に引っ越したよ。ついに仮設住宅生活も5年を迎えたね。最後に(仮設住宅を)出てく人になるかもねぇ。遊びにきてね。
(60代:女性)
※仮設住宅の統廃合により、自宅再建までの間は今まで住んでいた仮設住宅から別の仮設住宅へ移動しなくてはならない方々がいる。

 

〇九州は大変だ。RSYさんも大変じゃない?私たちが知っている(RSYスタッフ)2人が行ってるって思うと応援したくなるね。現場に行っているボランティアさんたちも余震とかあるし、気を付けて欲しいね。とりあえず、できることを・・・募金するね!
(60代:女性)

 

〇今年の夏の七ヶ浜はどうかなぁ。海水浴がオープンするし、海岸付近はすごく混むんだろうなぁ。事故とか事件とか起こらなければいいけどねぇ。海の家とか出るのかな?ぜんぜん情報が町内でも出回ってないんだよね。
(40代:女性)
※七ヶ浜は5年ぶりに海水浴場を10日間オープンする予定。