【第15報】九州豪雨水害等に関わるRSYの支​援活動について(8月16日)

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
RSYは震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク (JVOAD)の連携団体らと協力し、平成29年九州北部豪雨災害の支援活動を継続しています。
現在も大分県日田市に松永(RSY事務局次長)を継続派遣中です。加えて、8月18日以降は松山(震つな事務局長)も派遣し、8月末の災害VC閉所後も、引き続き支援が行なえるよう調整中です。また、日田市内に設置された震つなの活動拠点を中心に、名古屋・静岡方面をはじめ、足湯やサロン、子どもの遊び場づくりなど、生活支援プログラムを実施してくれる日田市内外のボランティアの受け入れも行っています。
尚、秋田県豪雨水害で大仙市に派遣されていた横田(震つなスタッフ)は、災害VCサポートや関東風組やIVUSAなどの震つな加盟団体からの情報収集・発信、被災住民への水害復興手引書「水害にあったときに」の配布等を終え、8月5日に名古屋に戻りました。
以下報告です。
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▼日田市での活動の様子(報告:松永)
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松永は、震つな加盟団体らと協力し、当面の生活支援や集落のコミュニティ支援を見据えて、地元行政・社協・NPOらと意見交換や支援体制づくりに取り組んでいます。また、避難所や地域での足湯・炊き出しプログラムの調整、日田市災害VC大鶴サテライトの運営サポート等も同時並行しています。
○被害状況および支援策
※8月11日開催/第1回日田NPO情報共有集会資料より
・家屋被害は、全壊 41 棟、大規模半壊・半壊 62 棟、一部損壊 17 棟、床下浸水781、床上浸水 332
・被害が大きいのは、花月川周辺、小野地区、大鶴地区の 3 か所。
・全壊、大規模半壊、半壊、床上浸水、床下浸水の認定基準に沿って、市営住宅、応急仮設住宅、応急賃貸住宅、応急修理などの適用が分けられており、希望すれば、いずれかの住居を確保することは可能な状況となっている。
・市営住宅(3か月、最長6か月)へは、全壊から床下浸水まで入居可能。
・応急仮設住宅(最長2年)は、全壊が対象。
・応急賃貸住宅(3か月、最長 6か月)は、大規模半壊、半壊、床上浸水が対象。
・応急修理は、大規模半壊、半壊が対象。
・応急賃貸住宅と応急修理制度の併用は可能。
○日田市災害VC閉所(8月末)とNPO活動拠点の設置
家の中の泥かきを中心とした第一段階の復旧作業は大方落ち着いた。(完了ニーズ345件、継続ニーズ15件)
・ニーズ完了宅と周辺住民、自治会長及び民生委員に対してローラー調査を実施。対象の272件中、269件を訪問完了。再依頼や生活支援ニーズが10件程度出てきた。
・VC開所は、お盆休みの後は土日の週末型となり8月閉所予定。9月以降は社協の通常業務で対応する。引き続き支援対象は家屋被害に限定。今後、自宅内の家具移動等が発生した場合は、地元ボランティアや企業等と協力しながら対応していく。
・災害VC閉所後のニーズ対応については、市からの要望で、大鶴地区に農業・生業支援にも対応できる新たなNPO活動拠点を設ける予定。運営は、地元支援団体ネットワークが担えるよう、町・RSY・被災地NGO恊働センター(震つな加盟団体)らがサポートする。
○RSY・震つなネットワーク団体との連携
▼避難所での足湯ボランティア
豪雨被害から1カ月後に、大鶴地区の区長から「疲れたり悩んだりしている高齢者の話をゆっくり話を聞いてあげて欲しい」という要望が上がり8月10日・11日に実施。同地区の避難所の高齢者8名の足を温めました。「久しぶりにたくさん話ができた」「疲れがとれた」と参加者からのコメントも聞かれ、しばしの間笑顔が戻ったようでした。活動には、ボラコなごやメンバー5名、名城大学学生2名、RSYボランティア1名(看護師)が参加しました。
(学生ボランティアからのコメント)
実際に参加して、被災者の方々の気持ちをお聞きすることが出来てとても良い経験になりました。また、ボランティアの開催場所に行く途中で連日の豪雨により、道路が崩壊していたり、橋の間に川で流れた木の破片が挟まっていたりと、被害の深刻さを実感することができました。この体験をしたことにより、少しでも被災者の方々の役に立ちたいと思い、様々なボランティアに参加していきたいと感じました。
▼子ども企画
・8/20、8/26に被災した子どもたちの楽しい夏休みの思い出づくりと気分転換のために、自然体験やプールなどの遊び場づくりを開催します。被災地NGO恊働センター主催。地域おこし協力隊と集落支援員等が運営協力。松永は参加者受付やボランティア募集をサポートしています。
○地元NPO・ボランティア団体らの動き
8月11日、大分NPOデザインセンターとJVOADが主催し、第1回日田NPO情報共有集会が開催されました。当日は、市や社協の他、外部支援団体、地元NPOらも参加し総勢30名で現状の課題の共有や、対応について意見交換しました。
主な課題は、遅れて出てくるニーズへの対応(未処理の床下、カビ対策)、商店などの生業支援、田畑の復旧、支援制度の周知、子どもや高齢者への対応、住民同士の集いの場作りなど。日田市内のNPOからは、「今後地元として引き継いでいきたい」という意見も出ましたが、当面は外部支援者がサポートしていく必要性を感じました。課題の解決に繋がったとは言い切れませんが、地元・外部支援者の顔合わせの場となったことは一番の成果でした。
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▼8月5日~6日 街頭募金活動報告(担当:林)
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酷暑の中、延べ19名が活動に参加して下さり、127,825円の募金が集まりました。ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。
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▼震つな活用拠点が立ち上がりました
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日田市内に宿泊可能な震つなの活動拠点が設置されました。
震つな会員および会員とともに活動するボランティアの皆さんにご利用頂けます。
当面9月末までの運営を予定しております。
日田市でボランティア活動をお考えの方はぜひお問合せ下さい。
・場所:JR日田駅より徒歩1分(日田市元町15-23 イトービル3階)
・最大宿泊可能人数:現地スタッフ含めて15人(15組の布団あり)
・費用:無料 ※レンタルシーツ代(540円/一人)のみ自己負担
・問合せ:hita.shintsuna@gmail.com まで
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▼その他、インフォメーション
これから被災地に行かれる方へ
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○ボランティアバスの運行情報
NPO法人 KIプロジェクト
○「災害ボランティア活動目からウロコの安全衛生プチガイド」
災害ボランティア活動を安全に行うためのガイドブックです。
事前に読んでから被災地に向かいましょう。
★発行:ボランティアの安全衛生研究会
○RSYホームページに「災害ボランティアの予備知識」を掲載しています。
服装や心構え、配慮する点などが紹介されています。
★RSYHP
○震つな冊子「水害にあったときに」~浸水被害からの生活再建の手引き~
水害にあってから再建までにやるべきことの手順が分かりやすく丁寧に書かれています。被災
された方々も、支援者も必見。できるだけ早く避難所、在宅避難者の方々の手にお届けで居る
よう、社協や支援団体らと協力して配布します。
★震つなブログに掲載
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▼寄付金ご協力のお願い(随時)
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※皆様からお預かりした大切な寄付金は、RSYスタッフの現地での活動や、被災地の方々の生活 支援のために活用致します。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「九州豪雨災害支援のための寄付金」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。