みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
今年も残すところ、あと数日となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、RSYは昨年9月の北海道胆振東部地震で被災した、むかわ町を中心に『北海道足湯隊』と共に、仮設住宅や在宅避難者への見守りを行っています。
北海道では発災当初と比べ、外部支援者の数が60団体以上から約10団体まで減少し、限られた人手の中、現在も被災者支援が継続されています。そんな中、道内で災害支援に取り組む民間団体が集まり、「北の国災害サポートチーム(略称・北サポ)」を設立されました。今回の地震をはじめ、過去に道内で発生した災害での経験を、今後起こりうる大規模災害に活かしていこうという動きです。
今月5~6日、15~18日で吉林が北海道入りしました。
以下、今月の活動レポートです。
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むかわ町仮設住宅での食事会サポート
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仮設住宅の入居開始から1年以上が経過し、住民の方々も仮設での暮らしに慣れてきたそうです。一方で、次の住まいを考える時期にもなり、「行政から復興計画が出され、仮設の暮らしもあと1年しかないと焦り始めている。ようやく今の暮らしになれてきたのに、それを考える余裕がない」「地震から1年が過ぎて、談話室に来てくれるボランティアさんが減った。住民が集まる機会にもなっていたから寂しい。少しのきっかけがあれば、みんな集まれるのだけど。」という声が聞かれました。また役場の保健師からは「日中働いている世帯が多いこともあり、避難所から築いてきたコミュニティーも、退所したらバラバラになってしまう。」という不安の声も聞かれました。
それぞれの声を受け、開設当初から丁寧に寄り添ってきた北海道足湯隊と連携し、仮設住宅の談話室を活用して、住民同士が気軽におしゃべりできるような場づくりをサポートすることになりました。
住民や北海道足湯隊に相談したところ、以前、足湯に参加した住民から「うちに知り合いからもらったタコがあるよ。たこ焼きパーティーしたら楽しそう。」と提案がありました。そこで、談話室に備え付けられているホットプレートを活用した食事会企画が持ち上がりました。
今月初め、住民(4名)と北海道足湯隊(1名)、RSYで顔合わせを兼ねた打ち合わせを行い、企画を練りました。参加した住民からは、食事以外にもお楽しみ企画としてビンゴ大会や、みんなで作って食べられるレシピとして好きな具材で作る海苔巻きなど、参加者がワクワクするようなアイディアが出てきました。この打ち合わせをきっかけに、住民の方々も企画スタッフの一員となり、打ち合わせ後も皆さんが中心となって、チラシのポスティングや声掛けをするなど、精力的に取り組む姿が見られました。
12月15日(日)12時から、仮設の談話室にて「たこ焼き会」と題した食事会が開催されました。お子さんを連れた家族や高齢の夫婦など15名が参加しました。北海道足湯隊4名が企画全体のサポートを行いました。
食事やビンゴ大会を楽しみながら、住民同士で「最近、仕事は順調?」「うちは町営住宅に入ろうと思うんだけど、○○さん家は決まった?」など、最近の暮らしぶりや今後の住まいについて話す機会にもなりました。また北海道足湯隊による足湯も同時開催され、足湯でポカポカになりながら、食事会の感想や前回(先月)の足湯から変化したことなど、ボランティアとの会話も弾みました。すでに「次回もやりたい。」「絵を書くのが好きだから、チラシとか何か手伝えればやりますよ」と頼もしい声が聞かれており、住民を中心に第2弾の準備が進んでいます。
RSYでは今後もこうした動きを応援しつつ、様々な理由で食事会や足湯サロンの場に来れない方にも目を向け、北海道足湯隊とともに見守り支援を行っていきたいと考えています。
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つぶやき(被災者の生の声)
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※食事会参加者の声
・前回の足湯で少しでも運動した方がいいって教えてもらったから、最近ウォーキングを始めたよ。雪ですべりやすい日は止めてるけどね。今回のたこ焼き会、思ったよりもたくさん人が来てくれて良かった。こんな集まりが必要だね。(70代/男性/仮設の代表者)
・地震の被害にあった町営住宅が建て直されるんだって。この仮設ではもともと顔見知り程度の人がほとんどだった。でも、仮設を出た後もご近所さんだったら嬉しい。次の住まいの準備が出来るまで、ここに(仮設に)いさせてほしい。(50代/女性)
・こんな食事会が定期的にあるといいよね。仲良しのお友達でも、わざわざ訪問するのは何となく気が重くて。こんな会なら気軽にお話が出来て楽しい。(50代・女性)
・さっきまで農作業をしてきたから、へとへとで。食事会は間に合わなかったけど、足湯だけでも出来て良かった。やっぱり気持ちいいね。(60代・女性)
・仮設を出た後の次の住まいについて、役場や業者に定期的に相談に行っている。あと1年切ったから、少し焦りはあるけど、少しずつでも進めるしかない。でも、まだ時間はかかりそう。(70代/男性)
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北海道足湯隊の活動サポート
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月に1度の定期ミーティングに参加しました。ミーティングでは、今月の活動報告や来月の活動予定を共有されました。北海道足湯隊は医療・福祉の専門職から一般の方々まで、多様なメンバーで構成されていることもあり、普段の活動内容や仕事、団体の結成経緯などの団体紹介を行われ、メンバー間の理解や関係を深める機会になりました。
発足から1年が経過し、当初と比べ、新しいメンバーも増えたことから「発災当初の足湯の動きを知りたい」や「1年以上活動に参加してきて、これまでの活動をじっくり振り返りたい」という声が挙がっているため、つぶやきを通し、これまでの活動を振り返る勉強会を予定しています。
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▼RSY活動支援募金について
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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