皆様
お世話になります。RSY事務局です。
大雨による被害によって、東海・関東地方に被害が出ています。
RSYは、震つな会員および、JVOAD、 南海トラフ巨大地震等に備えた災害ボランティアネットワーク委員会等を通じて、 現地の情報収集や後方支援への取り組みを進めています。
また、静岡県災害ボランティア本部・情報センターより、震つな事務局へ、技術系NPOの派遣要請が入り、関係団体が対応しています。
以下、続報です。
—————————— —————-
各地の被害状況
—————————— —————-
【静岡県】
★富士市
・泥かき等の対応が必要な被災世帯は50世帯程度。
・市・市社協と協働のもと、震つな会員・ NPO法人災害救援レスキューアシストが現地入り。社協の個別訪問によれば「 床をあげて泥を出したい」とう声が思いのほか多い模様。
・今後は、レスキューアシストが社協職員と共に個別訪問し、 床上げや養生を行い、一般ボランティアが活動しやすいところまでの準備を整え、 取りこぼしの無いよう対応していく。
★沼津市
・100世帯程度の浸水被害はあるも、 現状では災害ボランティアセンターの設置には至っていない。
★熱海市
・土石流の通った範囲に被害が集中。作業系NPOらが現地視察・ 情報共有を行い、今後の対応について検討を重ねている。
・避難所には、DMATが常駐すると共に、 保健師巡回チームやDWATの派遣調F整が進んでいる。今後はさらに福祉系専門職、 子ども支援系NPOらの投入が検討されている。
・ RSYスタッフの関係者が熱海市在住で土石流の被害から2キロ離 れた場所に居住。被害状況を確認するも特になし。ただし、 周辺地域に住んでいる知り合いなどは被災し、知人宅や避難所に行っている様子。 断水エリアには給水は届いているものの、 高齢者などの水運びは大変な負担が強いられている様子。
・震つなやRSYともつながりのある「静岡茶の国会議」 メンバーが避難所支援を継続中。
※このメンバーは、 明日在宅避難者の把握のため周辺地域を回るとのこと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
被災者の声(熱海市避難所/静岡茶の国会議提供)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ずっと住んでるけど、あれだけの水が出たのは初めて。 目の前が真っ白なカーテンみたいで、前が見えなかった。バチバチすごい音がした。 ホテル避難所のまどを開けて、山の方から泥の匂いがするとドキドキするよ。 朝早くからヘリコプターが飛んで、 いろんなところから人探しをしてくれていて、ありがたいけど、怖いよ。(70代・女性)
・やっぱり家に帰りたいよ。 いつまでもここにいることはできないから。周りに知っている人いないの・・・。ありがとう。 膝が痛いからトイレに行きづらい。水はトイレに行きたくなっちゃうから飲んでないよ。 昨日の夜はお刺身を食べたよ。でも水は飲まないの。(80代・女性)
※メンバーより保健師に情報共有。
・被災し、久しぶりに家に帰りました。物資係なので、 必要な荷物の運搬で行ったり来たりが多く、膝が痛くなった。(行政職員/ 連日の対応で、相当な疲れの蓄積が見られる)
【神奈川県】
★震つな会員:かながわ311ネットワークからの情報提供
・人的被害 軽傷1名
・建物被害 全壊1棟/一部損壊5棟/床上浸水4棟/床下浸水23棟
・建物被害 全壊1棟/一部損壊5棟/床上浸水4棟/床下浸水23棟
・県内で災害対策本部が立ち上がっている市町村は、 今のところ無し。そのため、社協も災害VCを立ち上げず、通常ボラセンで対応。
★その他
(RSYとつながりのある神奈川方面の福祉施設関係者より)
・ 被害が心配されていた平塚方面の障がい者施設に連絡をとったが、 特に被害は見られていない。
・平塚市は金目川付近で警戒レベル5まで出されたため、 大事をとって当日のショートステイ利用者の送迎時間をずらすなどの調整を行った。 また、数名の職員の出勤に影響が出たものの、 現在は平常通りの運営を行っている(高齢者施設)
—————————— ——————-
RSYの動き
—————————— ——————-
「静岡茶の国会議」および、 地元福祉系団体らと随時情報共有しつつ、地元支援団体をどのようにサポートしていけるか、 引き続き検討を重ねていきます。