みなさま
RSY事務局です。RSYは台風2号の影響で浸水被害を受けた豊橋市への個別支援を継続してきました。先の水害で、ささやかながら、生活再建に関する情報提供や物資支援を行った「ふすまに屋ベーカリー」さんより、お礼のお手紙を頂いたので皆様にご紹介します。
6月22日にお店を再開し、再建に向けて一歩ずつ歩みを進めていらっしゃるそうです。低糖質で、糖尿病など持病のある方も楽しめる、味わい深いこだわりのパン。ぜひ皆さんも一度足をお運びください。
※私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成のご協力を頂いています。
●6月4日直後の様子(第2報より)
1年程前にオープンしたばかりだったから本当にショック。義父から新築するならかさ上げした方がよいと言われ、道路から1m以上かさ上げしたのに、店の入り口から40㎝も水が上がってきました。母屋はギリギリ床下浸水。トータルで140㎝ぐらいの深さになってるかな。店舗の中にも水が入って、オーブンや室外機、家財道具も被災しました。オーブンは今のところ何とか動くようなのでよかった。でも飲食店だから、どの程度の消毒をすればよいか分からなくて、とりあえず次亜塩素酸ナトリウムで作った消毒液を床に流して乾かしています。前の道に水没した車が何台か放置されていてとても困っています。ここでは人も亡くなっているし、これが渋滞の原因になっていて危険なんです。でも持ち主の確認がないと勝手に動かせないみたいで、市に連絡しても「手順がある」と。1日も早く営業を再開させたくてどうしたらよいか市にも相談したいのだけど、こちらから連絡しなければ何も動いてもらえない。うちの近くの人の方がもっとひどく浸水しているようなので、見に行ってあげて欲しいです。
※RSYからは、店主のSさんへ災害後の対応の方法や、その他支援に関する情報提供、市や市社会福祉協議会との情報共有を行いました。その後、Sさんからご紹介頂いたMさん宅への個別支援につながりました。
●現在の様子
(お手紙より)
大雨の時はどうしようかと途方に暮れていたところに、お声がけ頂きありがとうございました。あのような経験はなく、耳にしていたくらいだったので、どのように片づけをし復旧していくのかというアドバイスはとても助かりました。そして、箱一杯の生活用品や飲み物、お弁当などすごく、すごく感謝しております。心ばかりではありますが、お店のパンを包ませて頂きました。家族もお店もいつもの生活を取り戻しつつあります。転校だけはどうしようもできませんが、強く生きて行こうと思います。
(その後の電話での聞き取りより)
あれからもうすぐ約2か月。床下はシロアリ対策の業者さん待ちでもう一歩というところです。オーブンなどの機材は、あと1㎝深く浸水していたら保険適用の対象外になっていたことが分かり、今後の水害を見据えて見直しを図るよい機会になりました。ただ、自転車やこまごまとした生活用品は全部買い替えなければならないので、やはり出費はかさみます。また、家人にも今になって疲れが見られています。物事を一気に進めてきたから無理もないかも知れません。でも営業は再開できたので、ぜひ多くの方々にご来店頂きたいです!
●おいしいパンを買って被災地を応援しよう!(店舗情報)
ふすまに屋ベーカリー(営業時間:11:00~18:00/定休日はインスタグラムで告知)
〒440-0001 豊橋市下条西町字杉本56-1
TEL.090-3534-7778