RSY令和6年能登半島地震への対応(第19報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
8月19日(月)、令和6年能登半島地震・石川県穴水町への支援の一環として、「まごころ表札プロジェクトin名古屋」を実施することができました。

このプロジェクトは、応急仮設住宅で暮らす皆さんのコミュニケーションのきっかけづくりや、殺風景な仮設団地の風景に明るい雰囲気を作るお手伝いをすることを目的に実施しています。また、完成品は可能な限り1世帯ずつ手渡しし、ご希望の場所への取り付けもお手伝いしています。

穴水町では中学生や高校生、町内外のボランティアの方々が参加し、既に150枚以上の表札が玄関に掲げられ、彩が添えられています。

今回も愛知県立芸術大学の高橋伸行研究室有志の皆さんが制作の手順をご指導くださいました。プロジェクトを全面的に支えて頂いている高橋先生はじめ、この企画のために何度も穴水に足を運んで下さり、今回もお手伝い頂いた卒業性の坂井さん、院生の水野さんにも心からお礼申し上げます。

今回参加したのは、愛知淑徳大学「災害時活動支援演習」の集中講義を受講する18名の学生さん。ここにRSY会員・ボランティア10名が加わり、合計48枚の個性あふれる表札が完成しました。

(参加者感想/一部抜粋)
・震災から8カ月あまり。私たちも他人事ではないと感じさせられました。だからこそ自分が今できることをやりたいと思い参加させて頂きました。今苦しんでいる方々に少しでも喜んで頂ければ嬉しいです。

・「仮設住宅での生活が少しでもいいものになるように」と思い参加させて頂きました。作業はとても難しく苦戦しましたが、自分なりに想いを込めて制作することができました。実際に穴水町のおじいちゃんの家には表札が掲げてありキラキラと輝いていました。自分もその力の一つになれたらと思うと嬉しいです。(祖父母が穴水在住)

・ボランティアをすることは、なんだか難しいなというイメージがあったけど、表札づくりは自分も受け取った相手も楽しめる素敵な活動だった。大学生というと交通手段も限られている中で、遠くに離れていても誰かの役に立てているという実感がわいて嬉しかった。

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レポート~仮設の風景~
「まごころ表札のお届け」
スタッフ:稲垣
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表札は、縦型と横型の二種類があり、取り付ける位置は住民の方々に決めていただいてから作業を行います。

この季節、連日猛暑が続いているため、暑さ対策が住民の方々にとって大きな関心事となっており、表札のほかに「カーテンをつけて欲しい」との依頼が増えています。そこで、ボランティアさんが手作りした暖簾を仮設住宅の玄関に取り付け、少しでも涼しい空間作りをサポートしています。


暖簾を取り付けた仮設住宅は、見た目にも涼しげな印象を与え、住民の方々からも好評をいただいています。表札を取り付けていると、ご近所さんが顔をのぞかせて「あんたのいいねぇ~」「きれいだね~」などと言いながら世間話が始まることも。また、スタッフが普段から皆さんが抱える「ちょっとした困りごと」について相談を頂く機会も増えました。

ご自宅に直接足を運び、会話を重ねる中で、住民の方々が少しでも快適に過ごせるよう、これからも工夫しながらお手伝いを続けていきたいと思います。

 

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