宮城県七ヶ浜町報告【第73報】3.11市民とボランティアのつどい

こんにちは。
いつもお世話になっております。七ヶ浜ボランティアきずな館のボランティアの菅沼です。
3月11日、震災から1年を迎えたこの日、名古屋からきたボランティアバス第46陣は七ヶ浜での活動を振り返り、自分自身の思い思いの場所で過ごす「七ヶ浜滞在組」と東北大学/片平キャンパス・さくらホールで行われた「3.11市民とボランティアのつどい」に参加する「仙台組」に分かれて活動しました。今回は、「仙台組」についてお伝えしたいと思います。
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このイベントでは、東北復興を誓い動き出いている44のNPO団体やボランティアセンター、ボランティアグループ、一般企業など活動紹介や物産販売を行いました。
私たちレスキューストックヤードは七ヶ浜での活動紹介とボランティアバスで参加したメンバー、一人一人が七ヶ浜での活動を振り返り「自分の好きな七ヶ浜」を紙に書きだしてもらった「まいふぁーすとせぶんびーち」の展示と足湯の体験ブースを行いました。
ボランティア同士が繋がり合い、これからも支援を続けていこうという目的と、
「何か支援したいけど、何をしたらいいか分からない」という想いを抱えた方が、これからのアクションに繋げるという目的で開催されました。当日の来場者は2000人超え!大勢の市民とボランティアで賑わいました。
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P1040636.JPG私はRSYのブースで来場者の対応です。
仙台のイベントのため、仙台在住の方、仙台のイベントなのに、名古屋在住の方が訪れ、口を揃え
「今まで何もボランティア活動をしたことがなかったし、きっかけがなかったけど、何かしたいと思ってきました」とおっしゃっていました。
これからも長期的な支援が必要です。
これまで活動を続けてきた人、これから活動を始めようとする人、みなさんの東北地域を支えていきたいという心強さを感じました。
ブースでの活動紹介以外にも、地元学生によるコンサート、五木ひろしさんによるコンサート、ゆるキャラ(むすび丸、くまもんetc)の登場、
河北新報の3.11以降の記事の展示などにぎやかな場となりました。
地震発生時刻14:46には、会場に集う人たち全員が隣の人と手を握り、1分間の黙祷を捧げました。 
あの出来事、この1年を振り返り、しっかり胸に刻みながら、これからも邁進していきたいです。
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イベント終了時には1人1つ風船を飛ばして、みんなで大空を眺めていました。
その光景はまさに、「上を向いて歩いていこう」という想いが感じられました。
一方で「七ヶ浜滞在組」は、ある人は古くからの友人に会いに行き、ある人はきずな館で仲間と過ごし、またある人は七ヶ浜の方と一緒に過ごしました。
復興の深度は場所によって、人によって異なります。今後も長期的な支援を必要としています。
このブログを見てくれたみなさんも、できることからひとつずつ、共に歩んでいきましょう。