静岡県西伊豆町水害支援【7月20日報告】続報

みなさま

RSY事務局です。

震つな事務局長・松山から7月20日の活動続報が届きましたのでお知らせします。
現地ではサテライトが立ち上がり、震つなメンバー(RSYスタッフ含む)はその立ち上げサポートに当たっています。
また、この地域は静岡県で第2位の高齢者率ということもあり、社協職員を中心に各世帯を訪
問するローラー作戦でニーズ把握に努め、地元消防団や役場職員も総出で土砂の撤去にあ
たっています。
しかし発災から3日目を迎え、住民の方々の疲労の色は隠せません。
今後は平日のボランティア確保が課題となっています。
※RSYでは被災地支援を支える活動としてマンスリーサポーター」を募集しております。
ご協力お願いします!
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■西伊豆町災害ボランティア本部
・7/20のボランティア活動者数 264人(9団体および個人)
・ニーズ総数 44件
・活動件数 41件(完了31件 継続10件)
・活動内容 床上浸水(土砂)の撤去を最優先に住宅敷地内の土砂等の撤去
・活動時間:8:30受付~15時目途に活動終了→活動報告
※ボランティア本部のブログはこちら
■被害状況
・西伊豆町は南北に約20km、海岸線寄りの集落で被害が出ています。北から
宇久須、安良里、田子、仁科、と地区があり、各地区が3~4km離れています。
被害が大きい地区は安良里。
・安良里地区は土砂(特に泥)が住宅内に流れ込んだ家も多く、昨日(7/19)は
通路にも泥が堆積し、その撤去が最優先の地域もあり、本日ようやく本格的
に、屋内の泥の撤去が始まった感じです。重機も10数台入り、復旧作業が
進められています。また、この地区では他地区の消防団や役場職員(幼稚園
勤務者など総出)なども大勢が土砂撤去に従事していました。
・安良里地区には駐車スペースが少ないことと、路地が狭い(幅1m程度)
ことと、ボランティアの拠点から10kmほど離れていることから、現地衛星
拠点(サテライト)をつくり対応しています。
・40年以上住んでいる方にお話を伺うと「川沿いに住んでいるが、これほどの
被害は初めて」とのこと。被害があって3日目ですが、既に疲労が見え始めて
いることが分かりました。些細な作業(泥のふき取り等)にもボランティア
が対応することを伝えると、老夫婦だけで対応しきれないことで唖然として
いたところ、ホッとした表情が浮かび、きめの細かい対応が必要なことを
再確認しました。
・西伊豆町は静岡県で第2位という高齢化率とのこと。祖父母の家が被災したと、
南に位置する松崎町から高校生が手伝いに来ている現場にも一緒になりました。
・一昨日(7/18)に社協職員等がローラーでニーズ把握に廻った際には、ボランティアの必要がないと言っていたお宅も、この2日間の疲労や近隣にボランティアが
入って片付き始めている様子を知り、改めてボランティアを依頼するお宅が
いくつもあり、今後もニーズは増える傾向にあると思われます。
・この土日は、地元消防団や役場職員による土砂撤去が進められていますが、
週明け月曜日以降の参画が未定(通常職務に戻るなど)なため、月曜日以降の
ボランティア数の確保が課題となりそうです。
・これに関しては、本部としても対策を講じておりますが、本部のみでは広報力に
限界があるため、新たにfacebookのページを作成するなど、県社協からの派遣
職員を中心に本日から対応を進めています。
・安良里地区以外にも被害があるため、全体のニーズに聞き漏らしのないよう
社協職員が各地区を回り、必要に応じてローラーをかけて、再度の状況把握
に努めています。
・活動終了後16時半より、運営スタッフの反省会が開催され1時間半ほどで終了。
活動初日ということもあり、主にシステム面での不具合を修正する点での意見交
換が多くありました。
特にサテライト機能に不具合の多かった安良里地区への対応には、震つな派遣
のRSY高木さんはじめ、JPF佐藤さんも対応してくれているので、明日以降の改善が望めます。震つなからのスタッフは、特に住民の方々の生の声を聴くことに注意
を払いながら活動に関わっていく予定です。
・明日は今日と同じく、8:30よりボランティア受付開始。ニーズは少なくとも20件以
上(継続含む)。必要ボラ数は今日と同じ300人規模。