震つな事務局・清野です。
被災地NGO協働センターから、 「中越・KOBE足湯隊」レポートが入りましたので、ご紹介します。
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能登半島地震救援学生ネットワーク事務局
吉椿さんの「つぶやき」5回目です。
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「吉椿雅道のつぶやき縲恃登編5」
「土地貧乏」という言葉がある。門前の避難所であった被災者のおばあちゃん(78歳)から聞いた言葉だ。「ここはこれまで地震もなくて良いところだったんだがね。。」とため息を漏らすように語る。「ここは仕事がないから若い人は皆、金沢や東京に出て行って所帯もってそのまま帰って来ないんだよねえ。」と寂しそうだ。仕事もなく、土地に縛られている事を「土地貧乏」というらしい。被災して金沢などの子や孫の所に身を寄せるかというと「よそへは行きたくない」と言う高齢者も多い。黒島という集落で聞いた話の中にも「船員をやって子どもを苦労して大学にやったけどそのまま帰って来ないよ」というのもあった。
中越地震の被災地で浮き彫りになった中山間地域の高齢化、過疎、離農などの問題が能登ではかなりの速度で進んでいる。門前町の高齢化率は県内一だともいう。集落規模が小さいという事、担い手になる元気な世代がいないという点では中越よりも深刻である。土地貧乏という言葉はそんな背景から生まれた言葉なのかもしれない。