中越・KOBE 足湯隊 レポート 22

震つな事務局・清野です。
被災地NGO協働センターから、 「中越・KOBE足湯隊」レポートが入りましたので、ご紹介します。
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能登半島地震救援学生ネットワーク事務局
吉椿さんの「つぶやき」4回目です。なお、昨日のつぶやきの中に「未だ避難勧告で地域に戻れない深見の人々」という表現がありましたが、避難勧告が出て戻れないのではなく、深見地区への応急復旧した市道が日中しか使えないため、自主避難を継続されているとのことですので、「未だ避難を続けて地域に戻れない深見の人々」と訂正させていただきます。
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「吉椿雅道のつぶやき縲恃登編4」
能登半島地震最大の被災地、門前町の人口3349世帯、7821人(07年3月1日現在)である。そのうち65歳以上の高齢者が、3703人である。なんと高齢化率47,35%という数字が出ている。日本の最先端を行く場所が被災地となった。
避難所を回っても子供をあまり見かけない。鹿磯の人々が避難していた西小学校でもほんの数名の中学生しか見かけなかった。足湯しながら91歳のおばあちゃんは、「内の集落は85歳以上が35人、二人暮らしの高齢者宅が45軒、一人暮らしの高齢者宅は16軒あるんだよ。これが私のボケ防止!」と笑いながら鮮明に記憶しており、「自分の事は自分でするからね。」ととても91歳とは思えない。そんなおばあちゃんが翌日、足湯をしながらお話すると「長生きするもんじゃないねえ。この年でこんな目に遭うなんて。。」ともらした。
91年という月日を生きてきた人にとってこの地震はどのように映っているのだろう。
そして彼女たちにとっての復興とは何を意味するのだろう。。。