中越・KOBE 足湯隊 レポート 9

事務局です。
被災地NGO協働センターから、 「中越・KOBE足湯隊」レポートが入りましたので、ご紹介します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
       「中越・KOBE足湯隊」レポート 9
       能登半島地震救援学生ネットワーク事務局
足湯隊第2陣の門前町での活動レポートとして、今日すでに「レポート
 8」として発信しましたが、その後穴水からもレポートが送られて来
ましたので紹介します。
—————
穴水には現在2か所避難所が残っており、どちらも足湯活動に行きまし
た。昨日は、まず午前中にキャッスル真名井という所で足湯をしまし
た。ここには約50名の方が避難しておられました。日中は家の片付けに
戻る方が多いらしく足湯に来られた方は少なかったです。ファミマでお
昼を食べ、午後からグループホーム聖頌園という所で足湯をしました。
そこには元々入所している方が18名、地震の被害にあって避難している
方が2名いらっしゃいました。夕食を済ませ、夜から再びキャッスル真
名井で足湯をしました。外出から戻ってきた方も来られて、子どもから
お年寄りの方まで幅広い年齢層の人とお話できました。「家の中がわや
わやで片付けるのが嫌になる」「せっかく仕事に慣れてきたのに地震が
起きて行けなくなって…」と言う方もいらっしゃいました。
今日は、被害が特にひどかった穴水の駅前に行き、午後からキャッス
ル真名井で足湯をする予定でいます。足湯をしつつ避難している方とお
話していると、地域のお祭りやたわいのないことを話している時は笑顔
でも、地震に関する話になるとやや表情が曇るということがありまし
た。
    (足湯隊第2陣 神戸大学学生震災救援隊2回生Yさんより)
—————
このレポートにもありますが、日に日に避難所で避難生活をされる被
災者が減少していきます。自宅に戻っての再建の第一歩として嬉しいこ
とでもあるでしょうが、同時に帰りたくても帰れない被災者との明暗が
くっきりし、複雑なところです。仮設住宅の入居がはじまれば一段落と
いう気持ちになられる方もいらっしゃるでしょうが、それならみなさん
と同じように一旦自宅に戻り、庭の敷地に人が住める納屋でも応急に建
て、壊れた家が再建されるのを毎日眺められる方がよほど気持ちが落ち
着くのではないでしょうか?仮設住宅はまた取り壊さなければならない
ものだから、法律とはいえ釈然としませんネ!!
「宮崎での水害のときは、自宅の敷地に仮設住宅が建ったのに???」