2009 年台風 9 号水害(兵庫県佐用町)【第8報】

皆様
お世話になります。
台風9号の被害を受けた兵庫県佐用町に、昨日より再度事務局スタッフ@柚原が
入りました。
目的は、被災地の現状把握と災害直後から現在まで活動を継続している地元支援
団体『被災地NGO恊働センター』への活動協力のためです。
9月12日~16日までの活動となります。
昨日の活動内容が届きましたのでご報告します。
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2009年 9月12日(土) 雨
【時間】 12:30
【内容】 久崎駅で中越・神戸足湯隊のメンバー(合計10名)と合流 
(神戸大学の学生5人、ボランティア2名、CODE海外災害援助市民センターの関係
者3名)
【時間】 13:00~14:30
【場所】 平福近くにある保育園(避難所にもなったところ)
【メンバー】青年部4名、A店という野菜を売っているお店の方4名、足湯隊メン
バー10名と柚原
【内容】 
・佐用町商工会議所の青年部主催の集まりに参加し、ご飯を食べて交流
・A店の方によるおいしいご飯の提供(おはぎ、巻き寿司、コロッケなど)
・青年部代表のBさんと、兵庫県生活研究グループ連絡協議会のCさんから、被災
した当時に青年部やCさんが行った活動についての話を聞く
【時間】 15:00~17:00
【場所】 久崎集会所
【メンバー】神戸大学の学生5人、ボランティア2名、CODE海外災害援助市民セン
ターの関係者3名、柚原
【参加者】5名(男性2名、女性3名)
【内容】 足湯を行う
【時間】 18:00~20:00
【場所】 笹ケ丘荘
【メンバー】神戸大学の学生4人、ボランティア2名、柚原
【参加者】10名(男性4名、女性6名)
【内容】 足湯を行う
【佐用町商工会議所青年部代表のBさんの話】
・佐用町でプロパン屋をやっている
・災害当時は、自転車で佐用町を回り、一軒、一軒みんなに声をかけて回った
・ボランティアが入ってくれている家の方に、家の方が必死になって掃除してい
るのを見て、ボランティアさんに任せたらいいんだよっと声をかけたりもした
・みんながほっとできる場所を作りたいと思い、青年部が主となり、屋台をだし
たりした
・災害前からも地域が元気になる取り組みをしている。佐用の名物「ホルモン焼
きうどん」を提案した一人(詳しいことは分からないが、)
・テレビ番組企?で、歴史に関連づけ「長田町」と「佐用」を対決させようと
「食べ物対決」「野球の対決」を企画した
【兵庫県生活研究グループ連絡協議会Cさんの話】
・地域での活動を積極的にやられており、表彰された
・避難所でお弁当の配給はあったが、おいしいものを食べてもらいたいという思
いから、A店の方と協力してお弁当を作った。今回活動に参加したボランティア
さんがお弁当の配布の手伝いをした。
【足湯】
・近所にいても、片づけに追われていてなかなか会えない環境のよう。足湯に来
られ、久しぶりに会われた方々がいらした。会話は、「そちらの家はどうだった
の。」「今はどうしているの。」などと現状を聞く会話が多かった
・8月は祭りですごくにぎわうようだ。今年はできずじまいと残念がっていた
・全部流されてしまって、電化製品、服、思い出の写真、すべて流なくなった。
残ったものはほとんどないという声も多かった
・家の再建に向けて動きだしていて、お金のことをすごく心配していた
・子どものいる親が、子どもが急に泣きだしたりするようになった。夢に出てく
るようで、夜起きてきて泣いたりすると、子どものことを気にする親も多くいた
【柚原から】
・雨が降っており、上着を一枚羽織りたくなるような肌寒さだった
・上郡駅から智頭急行で久崎駅まで来たが、電車から見る限りでは、気にかけて
見ないと被災した場所とは分からない
・災害ボランティアセンターの支部が設置された、佐用高校と久崎小学校の近く
を車で通りかかったが、道路・家の中の土砂は取り除かれていた。被害が大き
かった場所は、地震が起きた後のような状態。人気はなく、全壊、半壊などの家
が残っている
・飲食店がちらほらと、OPENしていた
・久崎小学校の近くに町営の笹ケ丘荘という宿泊施設がある。山の上にある笹ケ
丘荘の下に、18棟の仮設住宅が設置されていた。入居はまだ
・多くの方が今後のことを考え始めているように思いました。また不安に思って
いる方ばかりです。