2009 年台風9号水害(兵庫県佐用町)【第9報】

皆様
お世話になります。
台風9号の被害を受けた兵庫県佐用町で活動中の事務局スタッフ・柚原より昨日
の活動内容が届きましたのでご報告します。
また先日ご案内した通り、明日10:30より佐用町への陶器提供のための梱包・発
送作業を行います。お手伝い頂けるボランティアさんがまだ少ないため、お時間
のある方はぜひご協力下さい。よろしくお願い致します。
■陶器梱包・発送作業
・日時:9月15日(火)10:30~18:00
・場所:RSY本山事務所
 地図:http://www.rsy-nagoya.com/rsy/map.html
・作業内容:陶器の梱包・箱詰め
※陶器提供の詳細は以下をご覧ください
http://www.rsy-nagoya.com/rsy/blog/2009/09/post-137.html
※参加ご希望の方は事前にRSY事務局までご一報下さい。
※参加人数により作業終了時間が早まる可能性があります。遅れて参加される場
合は来所前に事務局(052-783-7727)までご一報下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以下報告
2009年 9月13日(日) 晴れ
【時間】 9:30~10:00
【場所】 久崎地区「笹ケ丘荘」近く
【メンバー】神戸大学の学生2人、ボランティア1人、柚原
【内容】 仮設住宅の見学
【時間】 10:30~11:00
【場所】 上月地区「上月小学校の近く」
【メンバー】神戸大学の学生2人、ボランティア1人、柚原
【内容】 仮設住宅の見学
【時間】 11:15~12:00
【場所】 雇用促進住宅「佐用高校近く」
【メンバー】 神戸大学の学生2人、ボランティア1人、柚原
【内容】 集会所を見学
【時間】 12:30~15:30
【場所】 佐用商店街近くの中公民会の前の広場
【メンバー】神戸大の学生 2人、ボランティア1人、柚原
【内容】 商工会議所主催のイベントに参加
     足湯のビラ配り
【時間】 17:00~19:00
【場所】 佐用郵便局
【メンバー】神戸大の学生3人、ボランティア1人、地元の学生1人、佐用高校生1
人、柚原
【内容】 足湯を行う
【仮設住宅と雇用促進住宅の見学】
・中越・神戸足湯隊のメンバーは、今後仮設住宅の集会場で足湯を行うことを念
頭に置き、仮設住宅の集会場の見学を行った
■久崎地区の様子
 ・笹ケ丘荘の真下に18棟の仮設住宅が建設されていた
 ・まだ入居していない
 ・玄関は、スロープのものと、階段とがある
 ・16畳くらいの畳の集会場がある
 ・すぐ近くには、ゴミの集積場がある(山積みになっている)
■上月地区の様子
 ・上月小学校の真上に24棟の仮設住宅が建設
 ・少し小さい集会場がある
 ・入居されているところが何棟かあった
 ・玄関は、久崎地区の仮設住宅と同様、玄関はスロープのものと、階段とがある
 ・仮設住宅に行くまでに、坂、階段がたくさんある
【商工会議所主催のイベント】
・佐用商店街の中公民会の前のスペースで、バザーを行っていた
・昨日お会いした、兵庫県生活研究グループ連絡協議会のAさんもブース出展
・佐用高校の生徒、地域のサッカーチームのママさん、県外、県内のボランティ
ア団体などがブース出店(7~8個のブースあり)
・ホットドック、おでん、そば、かき氷、ビールを売っていたり、的あてゲーム
などの子供たちが遊べるブースもあった
・災害当時の写真の展示、中公民館では紙芝居なども行っていた
・醤油をつくるときの大きいな樽(廃棄処分する予定になっていたもの)に、み
んなの思いをそれぞれ書いていた
・最後に復興にむけてみんなでがんばろうという思いを込めて、7~8個くらいま
とめた風船を空へ飛ばした
・とても多くの方が、イベント会場に足を運ばれた。(何人くらい来たか分から
ない)
【足湯】
・佐用郵便局の中のスペースをお借りし、足湯を行う
・17時30分過ぎくらいから少しずつ人が集まりだした
・18時くらいには、郵便局は人でいっぱいになり、笑い声がたくさん聞こえてきた
・商店街のイベントに来ていたお母さんや子供たちも来てくれて、足湯を体験
・15~20人くらいの方が足湯をしてくださった
【柚原から】
・今日はとてもいい天気で、暑い一日だった
・道を歩いているだけで、いろんな虫の声が聞こえてくるように、自然がいっぱい
・アゲハ蝶、コウロギ、バッタを1日に何匹も見られる
■「仮設住宅を見学して」
・久崎地区、上月地区の仮設住宅を見学したが、駐車場のスペースが少ないよう
に感じた
・久崎地区、上月地区の仮設住宅ともに山の上にあり、階段がとても多い。お年
寄りには大変な場所のように感じた
・一部玄関にスロープがあり、お年寄りに配慮した仮設住宅になっていた
・集会場はそれぞれの仮設住宅にあったのだが、上月地区の集会場はすごく小さ
く感じた
・上月地区に最近入居された方は、「引っ越して来たばかりでまだ、何も分かり
ません。」と不安いっぱいの表情だった
■「商店街のイベントに参加して」
・地域の人がみんなで一緒になって行った今日のイベントは、まだまだ復興には
時間がかかるが、みんなで一緒にがんばっていこうというみんなの願いがいっぱ
い詰まったものだった。笑いが会場いっぱいになり、またがんばろうという気持
ちを持たせてくれたものだと思った
■「足湯」
・今日の足湯の会場を貸してくださった郵便局の局長Aさんは、「みなさんが
ゆっくりすることができ、少しでも元気になってくれたらうれしい。ここは被害
がとても大きかった。家は少しずつ片付いて来たが、心のケアはまだまだだと思
う。その心を何とかできたら。」とお話ししてくださった。Aさんと地域のみな
さんはとても仲がよく、Aさんは足湯に来られる方一人ひとりに声をかけてい
らっしゃった。こういう場で足湯ができることは本当にすばらしいと思った。
また、足湯のことを多くの方が知っていらして、「近くに来ないかなって家族で
話していたんですよ。」という声もあった。
以上です。