皆様
11月29日に行われました「佐用町復興フェスティバル」のご報告です。
今回の復興フェスティバルには、名古屋からRSYスタッフ3名、ボランティア8名、能登から1名の合計12名で参加しました。29日の朝は、佐用で有名な朝霧が佐用町全体を覆いました。雨の心配もありましたが、天気は曇りで、時折太陽が顔をだし、復興フェスティバルにはともいい天気になりました。10時30分より、フェスティバル会場近くにある仮設住宅で、「10月桜」の植樹が行われました。被災地NGO恊働センターの村井さんの司会のもと、能登の穴水の被災者Tさんをはじめ、能登中島の方、新潟県中越地震および同県中越沖地震の被災者の方から佐用町の町長さん、仮設住宅の会長さんへ桜の苗木の贈呈を行いました。その後東海豪雨水害の被災者でもある胡弓演奏者の石田音人さんの「さくら」の演奏を聞きながら、植樹を行いました。
11時よりフェスティバルが始まりました。ぞくぞくと地元の方が集まってきました。名古屋メンバーは「きしめん」を振る舞いました。開始わずか1時間30分で「200食」完売!!!地元の方は、「きしめんは、珍しい」、「おいしい、おいしい」と言っておられました。胡弓演奏者の石田音人さんのステージでは、胡弓の演奏、水仙の鉢植えの贈呈、名古屋メンバーの紹介などを行いました。そして14時にフェスティバルは終了しました。今回のフェスティバルは地元の方が主になり作り上げたものでした。ステージも手作りでした。ブースは、地元の高校生、地元の方が出店されておりました。会場には2000人が来場されたそうで、予想以上の来場だったようです。
地元の方からは、「仮設住宅に住んでいるけど、カビが生えてきているの。はやく家に帰りたい」「今は家を壊して、空き家になっているところが多い。それに加え、佐用の人口が減ってきている」という話も聞きました。その中で、「お正月には仮設住宅から家に帰ることができるんよ」というほっとされているお話も聞くことができました。
今回のフェスティバルで、佐用のみなさんの笑顔を見ることができました。また、これから迎える冬に向けて、頑張ろうという地元の方の気持ちも感じられました。そして何よりも、今回のフェスティバルで地元の方が、ほっと一息ついていただけたのではと思っております。
「リエゾン被災人」のHPでも今回のイベントの記事が掲載されております