大雨に関する情報について[第2報]

皆様
お世話になります。RSY浦野です。
山口、広島、長野、岐阜県など各地で被害が拡大しています。
RSYでは、昨日から今日にかけて繋がりのある関係者の方々と連絡を取り合
い、情報収集に努めております。
■被害状況
○長野県飯田市
(飯田ボランティア協会Kさんより:震災がつなぐ全国ネットワーク会員)
・山間地で土砂が道路を分断し、通行不能で孤立状態の地区ができた。
・特に遠山郷と呼ばれる合併した静岡境の南信濃木沢地区・上村地区で被害が大
きく、地区集会所に避難者されている方や断水箇所もある。
・木沢地区・上村地区・和田地区を通る道路は一時寸断されていたが、本日
18:00頃には開通する見通し。
・飯田市社協にボランティア派遣を打診したところ、「被害の大きい木沢地区は
もともと地区のまとまりがよく、現在は地元消防団を中心に復旧作業が進められ
ている。地区からは今のところボランティアの派遣要請はなく、顔見知りの中で
対応できているようなので、このまましばらく状況を見守りたい」との回答で
あった。
・今のところボランティアや資器材が必要というわけではないが、今後も飯田市
社協と連携をとりつつ、状況に応じて対応したいと思う。
○岐阜県可児市
(可児市社協Tさんより)
・今朝から被害がひどかった現場に職員がかけつけ状況把握に努めている。被害
は局所的で、床上・床下浸水50戸程度と推定される。
・今のところは家族や地域の助け合いで対応できているため、災害ボランティア
センター設置の予定はないが、今後さらなる被害の拡大が認められれば検討する
予定。
○山口県山陽小野田市・広島市
(全国社会福祉協議会「平成22年7月豪雨水害について第1報」より)
・厚狭川がはんらんし、600棟以上の床上浸水が出ている模様。15日の21:30時
点で、災害救助法が適用となった。
※当面は、昨年の山口県防府市水害の際に使用した資器材で対応可能とのこと
で、今のところ名古屋への資器材提供の要請はありません。
・広島市では、安佐北区・安佐南区を中心に62棟が床上浸水の被害発生。
・広島市社協は、市社協のボランティア情報センターと各区社協のボランティア
センターにて、住民からのニーズ依頼を受け付けている。
http://shakyo-hiroshima.jp/n_detail.php?id=226
■各地の被害概要について
下記「消防庁ホームページ」に都道府県別被害概要が掲載されております。
随時更新されていますので、ご確認下さい。
http://www.fdma.go.jp/bn/2010/

■RSYの今後の対応
・先遣隊として、本日RSY事務局長・松田を山口県山陽小野田市に派遣しま
す。(本日夜、全国社会福祉協議会G氏と山陽小野田市にて合流予定)
・今年3月にRSYが研修の企画・運営を受託し、栗田も委員を務める「真宗大
谷派研修委員会」メンバーが、山口県山陽小野田市に先見隊として京都を出発。
明日には現地入りし、災害ボラセンとも連携し、小地域に密着した活動を展開で
きるよう調整する予定です。RSYでは、研修にも携わったスタッフ・大谷を同
行させました。
※今後は、当方スタッフ及び当方が事務局を務める「震災がつなぐ全国ネット
ワーク」会員、その他関係機関から随時情報収集を行い、引き続き対応を検討し
ていきます。
————————————————————–
[お詫び]
第1報でご紹介した「浸水したら車はキケン!!」以降の文面で、「水の上を車
が滑る!!~ハイドプレーニング現象~」と記載しましたが、「ハイドロプレー
ニング現象」の間違いでした。訂正の上お詫び申し上げます。