新燃岳噴火災害について[第3報]

皆様
RSY会員のたくみ設計室・鈴木さんが被害実態の調査とボランティア活動のために現地に行かれました。
そのお話をお聞きしたのでご紹介します。
期間:2/1~2/4(4日間)
訪問地:霧島市(霧島温泉周辺)を中心に、都城市、高原町、山田町を訪問。
■全体の報告
・とにかく灰がひどく、町中真っ白で視界が悪い。
・灰は海砂の粒子をもっと細かくしたようなもので、車を走らせると空気中に舞ってさらに視界が悪くなる。
・4日間の行程でマスクを着用したが、気管支がやられた。地元の人たち、特に高齢者や身体の弱い方(特に気管支が弱い方など)の体調が心配される。
・公共施設の灰の除去作業は行われているが、なかなか民家での作業が追いついていない。屋根の上にも積もっているため、作業が難しい。
・一日の作業を終えても、また翌日同じような作業をしなければならない。止むのを待っているわけにはいかない。長期戦を覚悟しなければならないと感じた。
・ヘルメットを着用しないで作業をしている住民がいた。
■霧島市(霧島温泉周辺)の5・6軒のホテルにて被害状況を調査
・半径4km以内のホテルはクローズ。その範囲外のホテルでもキャンセルが相次ぎ営業ができない。
・空振によりガラスが割れる被害がでている。必ずしも新燃岳に面しているガラスが割れているわけではなく、予想としては、他の建物に反射したことが原因で、他の面のガラスにも影響がでているのではないか。飛散防止フィルムを張るにしても全体に張る必要があるかもしれない。
・アルミフレームが曲がったケースもあった。
・今のところ空振が原因の人的被害はでていないが、この先が心配だ。
■その他
・動物が山から降りてきている。霧島温泉周辺で多くの鹿を見た。
※ボランティア活動支援金にご協力ください!切実です!
郵便振替00920-7-75997「震災がつなぐ全国ネットワーク」
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