新燃岳噴火災害について[第2報]

皆様
栗田です。お世話になります。
昨日の予知連の記者会見では、現在のような状態が1~2週間続くとのこと。また灰が
積もり、少しの雨でも土石流などにつながる可能性もあるとのことで、引き続き十分
な警戒が必要とのこと。自然現象とはいえ、これ以上の被害拡大がないことを念じつ
つ、一方で不用意な不安をあおることのない正確な情報と判断が課題となっていま
す。
さて、本日も当方に様々な現地情報が寄せられましたが、震つな、Jネットの仲間で
島原ボランティア協議会の旭理事長が現地入りされましたので、その様子をお知らせ
します。
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20年前の雲仙普賢岳噴火災害の経験者として、いてもたってもいられない思いに駆ら
れ、現地入りした。高原町ではボラセンの開設が待たれるが、降灰はもちろんのこ
と、小さな塊を含む噴石も降り注ぐ状態でもあるので、その判断にも影響が出てい
る。都城市ではボラセンが立ち上がったので、一ボランティアとして降灰の除去作業
に参加してきた。地元企業ボランティアを中心に20名ほどが集まり、そこに混じり、
山間部の民家2軒で作業をした。扱いに慣れている人もいたので、屋根まで上がり灰
を降ろした。屋根は瓦の波が完全に隠れる状態、雨どいもびっしり詰まっている。除
去した灰はビニール袋20袋にもなった。ご多分にもれず高齢化が進む地域なので、高
齢者だけの除去は相当厳しい、ましてや雨が降れば、さらに厳しさは増す。恒常的な
ボランティアによる支援は不可欠だと痛感した。
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豪雪のご対応もお疲れ様です。火山の熱を閉じ込め、豪雪地帯に注げないものか。熱
かったり寒かったり、狭いようで広い日本。お互いがんばりましょう。
※ボランティア活動支援金にご協力ください!切実です!
郵便振替00920-7-75997「震災がつなぐ全国ネットワーク」
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