新燃岳噴火災害について[第 31 報]

皆様
RSY事務局加藤、大谷です。
本日3月4日の活動報告をさせていただきます。
今日からレスキューストックヤードの大谷が再び現地に入りし、14日まで活動予定です。昨日に引き続き、RSY加藤、中越・KOBE足湯隊の頼政良太さん(本日までの活動)と青山学院大学の学生ボランティアも一緒に活動しました。
○高原町役場で足湯(2日目)
今日は、昨日に引き続き役場のお昼休み時間に、足湯をさせていただいた。昨日の様子を見て、自宅で食事をすませ急いでいらっしゃった方もいた。みなさん「きもちいい~」とおっしゃっていた。学生さんたちとの会話では、笑い声が響いていた。来週も引き続き役場で足湯をさせていただく。


○その他の班の活動
ひとつの班は2日前からお邪魔している避難所で親しくなった方のお宅で作業を行った。今日で一旦区切りがついた。「おかげで片付いた。本当に学生はよく動いてくれました…。自分たちだけじゃいつまでかかったかわからん。」と何度もおっしゃった。「言ってくれなきゃ来てもらえなかった。ありがとう。これからずっと長いお付き合いになると思う…。よろしくね。」の言葉には、胸がつまった。最後に、「絶対(商売)を復活させるよ。そしたら報告するから!またいつでも来てね。」と笑顔をみせてくださった。
もう一つの班は、その近くのお宅で家の中の灰の掃除を行った。外ばかりではなく、ニーズをひろっていくと、家の中の作業もたくさんある。以前出会った方でも、家の中の食器棚の中まで入って大変な思いをしたという方がいいらっしゃった。
最後の班は、都城市・夏尾地区の老夫婦で二人暮らしのお宅で活動をした。夏尾に行く途中、昨日の噴火による降灰がみられた。せっかく一度は降ろしたであろう屋根の上にもうっすらと積もっていた。また最初の噴火から手をつけていないであろう屋根にはどっしりと積もっており、再びふりだしに戻ったようにも感じる。お邪魔したお宅でも、「また積もったよ。最初の噴火の時見たいに真っ白になった。」と聴いた。
このお宅の作業は、もともと斜面の下にあった人が一人通れる道路がまったく灰で埋もれてしまったのを取り除く作業だ。また来週も引き続き作業を行い、この男性がこの道を通れるような状況にしたいと思う。
○どんどん増えるニーズ
今日は、「昨日学生にお風呂で会ったので…」「郵便局でチラシを見て…」などといったかたちでお寺を訪ねてくださった方からニーズがあがってきた。学生だけでは対応できない内容(屋根の灰降ろし)や、期間的にも難しいものもあるので、今後、県内・県外関係なくボランティアがたくさん集まるようにしたい。このあがってきたひとりひとりの声をちゃんと聴き、ニーズひとつひとつにきちんと対応していける体制づくりの必要性も感じる。
※ボランティア活動支援金にご協力ください!
郵便振替00920-7-75997「震災がつなぐ全国ネットワーク」
通信欄に「新燃岳噴火災害」とご記入ください。