2011年台風12号【第2報】 ボランティア資機材を搬出しました

 皆様
DSC_0486.jpg
 栗田です。お世話になります。
 本日、東日本大震災支援で活用されたものを含む10トラック分の資機材を三重県紀宝町・熊野市(サテライト2ヶ所)、奈良県天川村へ搬送させていただきました。積込作業にご協力いただきました皆様のご協力に感謝申し上げます。
 徐々に今回の被災の全容が明らかになってきましたが、近年最大規模の被害となっています。以下は現地入りした方々の報告の一部です。ボランティアの応援が不可欠で、名古屋からもボランティアバスの運行を調整中です(詳細は追ってお知らせします)。引き続きのご協力をお願いいたします。
 「家にぐちゃぐちゃになった車が縦にへばりついていたり、何台も家の中に突っ込んで大破している、津波被害と同様の風景が続く状況」(和歌山県那智勝浦町)
 「熊野川の川幅は大変広く、また現在復旧中の流域の道路は、現在の川面から十数メートルも上に走っているにもかかわらず、ピーク時にはその道路の電線以上まで水が達しており、正直、どうしたらそこまで水かさが増えることがあり得るのか、理解
を超えた目を疑う風景」(和歌山県新宮市)
 「ボランティア活動を行うにも、孤立だらけであり、入ることが困難。すぐに避難指示がでるほど危険。ボランティアの拠点が作れない。宿泊しなければ活動できないが、ボランティアの宿泊拠点が確保できない」(奈良県十津川村)
 「日を増すごとに被災住民からのニーズが相当数あがっている。その多さにボランティアが追いついていない」(三重県紀宝町)
■支援金のお願い
【郵便振替】
郵便振替00920-7-75997
加入者:震災がつなぐ全国ネットワーク
または
口座番号 00800-3-126026
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※いずれも通信欄に「台風12号」とご記入ください。
 追記:
DSC_0504.JPG
 スタッフ関口です。9日の資機材搬出は名東区の名東倉庫と港区の東海建設倉庫で、急な呼び掛けに応じてくださったボランティアとスタッフ計13名が行いました。
 われわれはボランティア活動に必要なスコップやデッキブラシなどの資機材をストックしており、東日本大震災の被災地にも数多く提供してきました。ちょうどボランティア活動が落ち着いてきた被災地が出てきたこともあり、東北地方から返却される資機材を名古屋で中継し、紀伊半島に送り届ける見通しが立ったための作業です。
 東北からは秋田県で活用されたスコップが返却され、名古屋に残っていたその他の資機材と合わせて三重県紀宝町、熊野市の山崎、入鹿の2地区、そして奈良県天川村の各ボランティアセンターにトラック2台にわけて搬送されました。
 ボランティアさんたちは強い日差しの下、力を合わせて約30種類の資機材を送り先の被災地ごとに仕分けたり、一輪車のタイヤに空気を入れたりした後、丁寧にトラックに積み込んでくださいました。
 なお、宮城県に提供していた資機材は同県社会福祉協議会から直接、熊野市や紀宝町に送り届けられることになっています。今後も各地からの要請に応じて、資機材の提供はもちろんスタッフやボランティアの派遣も進めていきます。今後ともご理解、ご協力よろしくお願いいたします。