「新しい公共フォーラム・あいち」が開催されました

皆様

ご報告が遅くなりましたが。。。

2013年1月12日(土)
愛知大学 名古屋校舎(名古屋市中村区平池町4-60-6)にて

「新しい公共フォーラム・あいち」が開催されました。

全体の報告は主催者である愛知県に委ねますが、レスキューストックヤードがかかわった部分について、簡単ではありますがご報告いたします。

午前の部の全体会のパネリストとして、代表理事の栗田暢之が登壇いたしました。

 

また、午後の部ではレスキューストックヤードが分科会の一つを担当いたしました。

「防災・減災対策の可能性を考える~南海トラフ巨大地震に向けてできる事からはじめよう」

パネリスト:白井上二氏(愛知県立半田商業高等学校教頭)、雉野聡子氏(愛知県防災危機管理課政策・啓発グループ主任)、山田厚志氏(株式会社山田組社長)、椿佳代氏(災害ボランティアコーディネーターなごや)、コメンテーター:秀島栄三氏(名古屋工業大学 大学院教授)、コーディネーター:浦野愛(レスキューストックヤード常務理事)

以下、当日記録係として働いてくれた大学生の千葉さんのレポート(抜粋)です。

白井先生のお話で一番印象に残ったのが「ごんぱんだ」です。これは生徒たちが課題研究という授業で開発した保存食です。商業高校ならではの知識と技がつまった商品です。また、パソコンを活用し防災・減災に関するデジタル紙芝居を生徒たちが制作し、地元の小中学校を回って披露するという活動も行っているそうです。これらの防災・減災に関することを積極的に行っている学校は数が少ないので、全国の学校にも広がればと思いました。

白井上二氏

雉野さんのお話しでは、県のホームページに、防災学習システムという防災に関して学べ、自宅の情報を入力するとどのぐらいの震度に耐えられるかというシミュレーションができるということを知りました。また、県の主な取り組みとしては、あいち防災フェスタや防災人材の育成のための防災・減災カレッジなどを開き、防災についての意識を高める活動を行っているそうです。

雉野聡子氏

 

山田さんのお話しは、本業の建設業は地域住民の生活を安全で便利にするための仕事なのに、悪いイメージを持たれがち。そんなイメージを変えたいと山田さんは地域防災大会を始めました。重たい土嚢袋を手際よく積んでいく山田組社員の仕事ぶりを紹介するイベントなど、毎年違う趣向で開催し、8回を数えた現在、地域からの社員へのイメージが変わっていく様子を実感しているそうです。

山田厚志氏、椿佳代氏

椿さんのお話しは、普通の主婦がどうしてボランティア活動に携わることになったのかということを知る良い機会となりました。最初は身内が阪神淡路大震災で被災したとき、何をしたらいいか分からず、何も手助けをすることができなかったことからだそうです。それをきっかけに知識をつけるため積極的に様々なボランティア活動に参加しはじめたそうです。ボランティア活動ではいろいろな人たちとのつながりが大切でこのつながりを増やしていくことが重要だと椿さんに教わりました。

秀島栄三氏
全体を通して、いろいろな分野の方たちのいろいろな取り組みを知ることができました。私も一人の大学生としてボランティア活動はもちろんのこと、学生だからできることを見つけ積極的に行動していきたいです。  千葉昌武(名古屋工業大学 学生)