宮城県七ヶ浜町報告【第121報】ボランティアバス60陣活動報告

皆さま

RSY名古屋事務局スタッフ、松永と申します。

2011年6月~年末まで七ヶ浜きずな館スタッフとして支援活動を行い

今年の4月から名古屋事務局スタッフとして働かせていただきます。

大分生まれ大分育ち、好きな食べ物は豚骨ラーメン。常温の牛乳をコップで飲むことが苦手でございます。

よろしくお願い致します。

 

早速、3月16日(土)、17日(日)のボラバス60陣の報告をさせていただきます。

今回のボランティアバスでな、な、なんと!60回目を迎えることができました!

 

<3月16日(土)>

震災から二年『絆』メモリアルイベントに出席しました。

まず午前中の部は浜清掃です。

震災からの二年間、多くのボランティアが浜清掃で汗を流し、以前の浜の姿を取り戻しつつあります。

しかしまだ、小さなガラスやプラスチック片が散らばっていました。

この日はボラバス以外にも総勢300名を超えるボランティアが参加していました。

 

それから午後の部です。

住民の方からありがとうの手紙朗読や、

NaNa5931,Voices of Vision(VOV),あっちこっちの会によるコンサートが行われました。

イベントの中で住民の方から「ありがとう」の声をたくさんいただきました。

震災からの二年間で延べ7万人のボランティアが七ヶ浜で活動を行ってきました。

浜には大きなコンテナ、海苔の作業場の上に船、家の玄関に突っ込んだ車・・・・・・どこから片づけていいのかわからない。

そんなとき、県内外や国外から、多くのボランティアが七ヶ浜に力を貸してくれました。

一人一人ができることは小さなことかもしれません。

しかし二年間、その小さなことの積み重ねによって、自然豊かな七ヶ浜に戻りつつあります。

 

震災からまだ二年です。

これからも息の長い支援が必要なことに変わりはありません。

 

住民の「ありがとう」の言葉を胸に、これからも七ヶ浜での活動や名古屋でもできることを続けて行きたいと思った松永でした。

 

<3月17日(日)>

個人宅の瓦礫撤去作業を行いました。

以前に一度作業してある場所だったため大きな瓦礫は少なかったのですが、よく見ると小さなガラスなどが落ちていて一日かけて清掃しました。

 

夜は全体ミーティングを行って、その日感じた事などを共有します。

○ボラバス参加者の声

・一緒に参加している方たちがみんな気さくで優しく話しかけやすいということに感激しました。それはやはり人に良い事をしているので自分にも良い影響が出ているということかもしれません。今回は友達と共に参加したのですが、こういう雰囲気なら一人で参加しても不安がないなと思いました。

・実際に被災地に行ってみて自分の想像していたニュースでよく目にする被災地とは大分ちがった。やっぱり2年たっているので復興が進んでいるんだなと思った。でも海岸沿いには細かいガラスの破片があったりしたので、完全に復興するにはまだまだ時間がかかると思った。

・実際初めて被災地に訪れてみて地震から2年たったけれど、まだまだボランティアが必要であると感じた。愛知では震災のニュースはほとんどなくなってしまって過去のことになっている人々も多いと思うけど、まだまだ仮設で暮らしている人もいるし、心の傷がいえていない人々もいるので、これから忘れず支援していく必要があると感じた。

・住民の絆、七ヶ浜の人、宮城県の人、東北の人、全国の人と心のつながりができていく感じがみられてすごいと思った。メモリアルイベントは感動した。「ありがとう」といわれ、もっとできたんじゃないかと思えた。ボラバス参加4回目で少し七ヶ浜に近づいた気でいたが、「震災2年」という言葉にまだまだ自分は他人事としてみえていたと思った。

「ボラバス60陣とNaNa5931のコラボ写真」

今月末(3月30日(土)~4月1日(月))のボラバス第61陣もまだ空席が残っておりますので是非行きたいという方、ご応募をお待ちしております。

http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2013/02/2013-vb-03-2.html