みなさま
いつもお世話になっております。RSY事務局の加藤です。
5月12日(日)、RSY758による初めての帰宅困難ウォーク大会を開催しました!
「誰もが帰宅困難者になる可能性がある」ということで、実際の経験はない私たちだけど、一度やってみよう!と今回の企画を進めてきました。
参加者は40名程度。6つのポイントに分かれて(名駅・名城公園・ナゴヤドーム・八事・新瑞橋・日比野)午前10時にスタートし、鶴舞公園に集合しました。およそ4kmの距離を1時間30分~2時間で歩きました。参加者の中には、普段の仕事着で参加した方やハイヒールで歩いた方、サンダルで歩いた方など、皆さん出先で帰宅困難者になることをイメージして歩いたりしていました。
道中で気づいたことの共有をしたところ・・・
・遠回りだとしても、大通りを選んで歩いた(火災・倒壊が考えられるから)
・公衆電話って普段気にしないけれど、500m~1km間隔に1つぐらいはあった。
・ガラス張りの建物や古い立て看板など割れて落ちてくるのが心配に感じた。
・平常時なら大丈夫だけど、液状化したりガレキの山があったりしたら、サンダルが脱げて危険かもしれない。
・ハイヒールで歩いて足の裏が痛かった。なんとか歩けたけど、この距離を歩くのが限界かも・・・。
・公園のベンチは仕切りがついているので、手当てのために人を寝そべらせることができない。
などの意見がありました。
学校や区役所、社協、病院、スーパーなど避難場所になりそうな場所、情報が得られそうな場所、食糧が得られそうな場所、などをチェックしながら歩いていました。
鶴舞公園に集まってからは「どうだった?」という話をしながら皆でお弁当を食べました。
非常食を持って来ている人も!準備バッチリですね。
午後からは外でワークショップも行いました。
「歩いてきて気づいた点」と「RSY758で考えた帰宅困難者に必要な10項目」についてアイデアを出し合いました。
RSY758で考えた帰宅困難者に必要な10項目はこちら!
・家族や友人の写真
・家族のルール・決め事・情報共有
・衛生用品
・背負えるもの(リュックなど)
・手ぬぐい
・災害に負けない強い心
・自宅方向へのマップ
・薬・救急セット
・トイレマップ
・水!
「これはナイスアイデア!」という項目に多くの票が集まった結果ですが、必須アイテムとしての「水」「食料」「くつ」「携帯」「懐中電灯」「現金」「ラジオ」「電池」「携帯の予備電源」「めがね」「ビニール袋」なども多くのグループで必須アイテムとしてあがっていました。
やはりひとりひとり、自分に必要なものを考えて持ち歩く・会社や学校に置くなどの対応を考えていく必要がありますね!
そんなワークショップをする際に参考にしたのは、実際に帰宅困難の経験がある方にお答えいただいたアンケートです。こちらはまたきちんとまとめてUP予定です。(約30名の方にご協力いただきました!ありがとうございます。)
また、参加者の方のfacebookを見て、実際に帰宅困難経験のある方が駆け付けてくれて、実際の経験談をお聞きしました。
・子供との連絡に困った!
・必要なものをすべていつも持ち歩くのは難しいので、やっぱり家族でルールを作っておくことが必要。
・きちんと連絡さえ取れれば、子どものことを近所にいる他の人に頼むこともできるかもしれない、「本当に帰る必要があるのか」ということも改めて考える必要がある。
・東京と名古屋では少し違うかもしれないので、地域性や災害(水害・揺れによる倒壊・家事)別に考えることも大事。
などのコメントをいただきました!
実際の経験者の話に参加者も熱心に耳を傾けていました。
「勉強になった!」「知らなかったことがたくさんあった」「こんなことを考えて歩いたことはなかった」などの声も参加者からあがりました。学び多き1日となり、すでに「次回の企画どうする?」という声もありました。「楽しかった!」という声も多く、「楽しく防災」に取り組めた1日となりました。また詳しい報告は後日、RSY758のfacebookページでご覧ください。
★今回の企画運営を行ったRSYのボランティアグループRSY758のfacebookはこちら!
今後の予定なども随時UPしています。ぜひぜひチェックしてください。
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