宮城県七ヶ浜町報告【第149報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第6号](2013年12月1日~12月31日)

皆さま
お世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。
宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2013年12月号をお伝えします。

つぶやきからは被災者の様々な現状をうかがい知ることができます
年末には顔なじみになったボランティアと「また来年にね。」とあいさつを交わす姿も見られました。
それと共に、また仮設住宅で年を越すということに複雑な想いをこぼす方もみえました。

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【つぶやき】
指輪のダイヤが気がついたらどこか行っていたよ。
もう1つのは本物の金で、2つとも震災の時は付けていたから無くなんなかった。
ネックレスは付けてなかったから無くしちゃった…。
年をとると指が曲がってく。いたくはないんだけど、としだね。
手が冷え性。足は大丈夫。今日はぐっすり寝れそうだよ。
(女性/70代)


以前に来たことあるよね?
昔は家中(車や船)にお正月飾りを飾っていたんだ
※今は仮設住宅で狭いのでそこまではしていない。

(女性/60代)


仮設はとなりの声が良く聞こえるから、「隣の人はケンカでもしているのかも」と思っているかもしれないけど2人で楽しくやってるよ。
(集会所とかの)共有で使う場所はグループが出来ているから・・・輪に入りづらい。
(女性/90代)
仮設が4畳半で、狭くて子供が遊べないの。だからほぼ毎日集会所には来てる。
子どもを抱っこするから手がぱんぱん。(足湯の一環で行う手のもみほぐしは)すごく気持ちいい。
(女性/30代)
(年末はどう過ごされるんですか?の問いに対し)どこにもいくところはないねぇ。
集会所さえ空いていればここ(同じ仮設の友達)のみんなと一緒に過ごすんだけどね。
集会所が年末年始は鍵が閉まっちゃうでしょ?だからダメなんだよね。
みんなで集まろうにも家の中は狭いし、人呼べない。。。
だから集会所にみんな集まって毎日お茶会やってんだ。
他の集会所はよく知らないけど、仮設サポートセンターも私たちに集会所のカギを預けてくれたら良いのに。
(女性/60代)
右足は大丈夫だけど左足が痛えんだ。
昨日だか病院行ったんだけど痛い。14年も痛えんだ。
来年もお待ちしてます。私は毎日ここにいるから。
(男性/80代)

娘と孫と住んでいる。ひ孫もいるんだよ。
家ではやることがないからテレビばかり見て過ごしているよ。
こういうイベントがある時は必ず参加するようにしている。
ボケ防止、外に出る機会を与えてくれてありがとう!
(女性/80代)

血のめぐりが悪くて。最近寒いわよねえ。
お医者さんから(標準体重より)20kgも多いって言われたのよ~
でも野菜嫌いだから…
娘には、死にたくないなら食べなさいって言われるのよぉ。
手があったかくなってきたわ。ありがとう。
(女性/60代)自分でやるのと人にやられるのとだとマッサージって全然ちがうね
家新しく建てるんだ。元取るためにもっと生きなくちゃね。
12月27日に家引き渡しだけど、お正月はここ(仮設)でゆっくりして、
1月にゆっくり引越する予定なんだ。
(女性/80代)

 

私は戦争も津波も2回経験したのよ。津波の前の年の3月10日にヒザの手術をしたんだ、だから歩けるし無事だった。
仮設は台所が狭くて、鍋も流されて小さいのしかない。作ったものを置く場所もない。
だから料理する気にならないよ。(仮設を出て)新しい所に入ってから死ぬって決めてんの。
(女性/80代)