皆さま
いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。
宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2015年1月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2015年1月11日で震災から3年と10ヵ月が経過しました。震災から3回目の年越しとなりました。
先月号でもお伝えしたように、今年は防災集団移転・災害公営住宅入居が本格的に始まり七ヶ浜町にとって大きく動く年になりそうです。
しかし、全員が移転するわけではなく、新居も順番に建てられるので来年の年越しも仮設住宅で迎えるという方も少なくありません。
「広島の公営住宅が出来て入居始まってるってニュースで見た。俺たちは3年以上待ってんだけどなぁ・・・いつになるのやら」とお話される方も。
「次は『仮設』じゃないから慎重に決めなきゃならないんだ」と、土地が整備されても資金面や世帯分離等で悩む方々は多く、
高台移転か公営住宅入居かどちらにするかまだ迷ってる方もたくさんいらっしゃいます。
足湯のつぶやきでも出てきている移転に際しての問題・不安の解決にボランティアの力が必要になるときがいずれ来ます。
「利用者が話したいことを話して、気持ちを整理してもらい、和らいでもらう」そんな足湯の基本スタイルで寄り添っていきたいと思います。
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〇仮設暮らしは良いものなにもないね。空気は悪いし全然動かないもんだから、
身体が悪くなっていく一方だよ。シミも仮設で暮らすようになってからたくさん出てきてしまったよ。
(女性:80代)
〇正月もみんなとお茶してたの。私津波に流されたんだけど、誰に助けられたか分からなかった。
避難所に行ったらみんないて安心したの。今思えば死ねばよかったと思うけどね。
若い人たちが来てくれると元気もらえるよ。
私も年だから何も恩返しできないけど。今日足湯が初めてだったんだけど、次も宜しくね。
(女性:80代)
〇(今日は足湯やったから)今日はもうお風呂はいんねぇでいいな。
家だと(浴槽が)せまくて足も伸ばさんねぇ。だから入んねほうが良いんだ。
右足にしもやけできたんだよ。かゆくてひでえんだ。手術したからかな、初めてできたんだわ。
(女性:70代)
〇(ボランティアの顔を見て)見たことあるなー。きずなハウスにいなかった?集会所と違ってあそこは暖かくていいね。
(男性:70代)
〇3月が近づくとまたテレビで震災特集が組まれるんだよね。この時だけね。
なぜか今になって津波の映像とか嫌で見れなくなったんだ。前は大丈夫だったのに。
(女性:40代)
〇仮設から出たらイベントのチラシも入ってこなくなっちゃった。
でも、この前はボランティアさんが直接連絡くれたからイベントに参加できて良かった。
(女性:70代)
※自立再建されて仮設住宅を出られた方
〇今年の海苔もいい感じだ。海苔漁師には正月休みはない、4月までずっと忙しいぞ。海苔欲しい時言ってくれ!いい海苔売るよ!
(男性:70代)
※七ヶ浜町の海苔は皇室献上品に選ばれてます
〇今年は雪あんまり降らないな。毎年一回か二回大雪降るんだよね。
前に補修してもらった玄関(風除室)は雨漏れ無くていい感じだよ。ありがとうね。
(男性:60代)