みなさま
お世話になっております。RSY事務局です。
大分県日田市に派遣している松永より、活動報告が届きました。
日田市は、罹災証明の発行手続きを開始。 災害ごみ排出などの案内も作成し、住民への周知が始まりました。
松永は、RSYや震つなと繋がりのある、 被災地NGO恊働センター、愛知人、 天理教ひのきしん隊や真如苑救援ボランティア サーブ (SeRV)などの外部団体らと情報共有しながら、 今後の支援について検討を進めています。
今回の報告内容によれば、日田市内には山間部の集落も多いため、 より被災エリアに近い場所への、 災害ボランティアセンター出張所(サテライト) 設置が急務であるとしています。 電話の不通や車の破損などで連絡・ 移動手段がなくニーズが挙げられていない住民が多くいることが予 想されるからです。
2008年名古屋・岡崎市水害、2009年兵庫県佐用町水害、 2014年丹波水害では、「おせっかい隊」( 車に掃除用具を積んでボランティアが地域を巡回する)や、 自治会関係者による地域コーディネート( まとまった数のボランティアを地域に派遣し、 その場で各家へマッチングして頂く)など、 能動的で小回りの効く活動が住民から喜ばれました。
しかしここで課題となるのはマンパワーの確保。 松永は地元ボランティアの協力も含めて調整に奔走しています。 また、平日は特にボランティア数が減少します。 動ける環境のある方は、 あえて平日に活動して頂けると被災地はとても助かります。 ご協力の程、よろしくお願い致します。
また昨日は、福岡県NPO・ボランティアセンターにて「 九州北部豪雨支援者情報共有会議(仮)」が行われ、栗田・松山( 震つな事務局長)も参加しました。福岡・ 大分で活動するNPOら市民活動団体49団体に加え、福岡県( 消防防災指導課、社会活動推進課)、内閣府防災らも参加。 被害状況やNPOの動きの共有、 今後の懸案事項への対応などについて意見交換されました。
以下、松永からの報告です。
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▼日田市内避難所の様子(7月9日時点)
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・昨日の熱中症により、 エアコンのない三和小学校や総合体育館から他の避難所に移転を進 めたが、自宅から遠く、コミュニティーが崩れるなどが理由で、 元の避難所にいたいとの声があり、 住民が戻るなど上手くいっていない。
・大鶴公民館の住民から、「血圧が上がった」 など体調不良の声もあがっている。
(大分大学医学部付属病院・医師より)
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▼被災者の声
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○60代男性
自宅は約8畳が8間あったが泥だらけ。 娘夫婦が手伝いに来てくれているが、平日は仕事でこれない。 昨日、罹災証明書の申請と一緒にボランティアもお願いした。
○30代女性
昨日から砂埃がひどく窓も開けられない。 洗濯物が干せないのでコインランドリーで乾燥させてる。
○60代女性
福岡県との境目で、日田市でも一番端だからなんでも後回し。 災害ゴミを早く何とかしてほしい。 軽トラがないので仮置き場まで持っていけない。 社協に石灰があるので取りに行きたいけど、 そこまで30分もかかるから取りに行くのは難しい…
○70代男性
自宅横の川は2mの深さがあったが土砂が入りほとんど埋まってし まって、次に雨が降るとまた浸水してしまう。 床下パンパンに泥が入って、地元の若者に助けてもらっている。 平日も続けて若者が来てくれるか聞いてみないと。
○60代男性
数年前に築80年のこの古民家を買った。 前に作られた自宅横の林道から土砂が流れ着いて、 家の中は土砂まみれで、ようやく床上の掃除を始めた。 林道ができたから被災したんだ、これは人災だ。 大事な家なので早く土砂を出して、基礎が腐らないようにしたい。
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▼日田市災害ボランティアセンターの様子
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・日田市社会福祉協議会Facebook
・日田市災害ボランティアセンターホームページ
※7月9日の活動
新規71件、ニーズ総計156件(完了11件、継続15件、 調査済み29件、未調査93件、キャンセル8件)調査12件。 ボランティア55人がちらし配布、ニーズ聞き等を行った。
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▼その他、インフォメーション
これから被災地に行かれる方へ
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○「災害ボランティア活動目からウロコの安全衛生プチガイド」
災害ボランティア活動を安全に行うためのガイドブックです。
事前に読んでから被災地に向かいましょう。
★発行:日本ファーストエイドソサェティ
○RSYホームページに「災害ボランティアの予備知識」 を掲載しています。
服装や心構え、配慮する点などが紹介されています。
★RSYHP
○震つな冊子「水害にあったときに」~ 浸水被害からの生活再建の手引き~
水害にあってから再建までにやるべきことの手順が分かりやすく丁 寧に書かれています。被災された方々も、支援者も必見。 できるだけ早く避難所、 在宅避難者の方々の手にお届けで居るよう、 社協や支援団体らと協力して配布します。
★震つなブログに掲載
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▼寄付金ご協力のお願い(随時)
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※皆様からお預かりした大切な寄付金は、 RSYスタッフの現地での情報収集や、 被災地の方々の生活支援のために活用致します。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。