【19報】九州北部豪雨に関わるRSYの支援活動について

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

RSYは、大分県日田市の「ひちくボランティアセンター」の事務局サポートを継続しています。ひちくVCは、週末金~日でボランティア受け入れを引き続き継続していますので、ボランティア希望の方はぜひ日田にお越しください。

現在のボランティア活動は、居宅内外の泥出し作業、農地支援(ビニールハウスの解体等)、重機ニーズ等です。

最近は、朝倉市災害ボランティアセンターが、週末のボランティア受け入れと一日限定150名としたため、溢れたボランティアからひちくVCへ受け入れ可能かとの問い合わせが入るようになりました。

15日に、小野地区のお宅にボランティア活動の進捗と状況確認に訪問してきました。一ヶ月以上前に、ボランティアが訪問した際に床下の泥出しが終わっていないお宅を発見しました。その家主さんは「自分たちでやるから大丈夫」と話していましたが、自宅も広く家主だけで終わる量ではなく、水害後からかなり時間が経っていたことなどから、依頼がありボランティアが入るようになりました。このお宅は、愛知県のボランティア団体・愛知人さんが継続して支援を行っています。

数週間前に床下の泥出しを行い、先日訪問した際には既に畳が入り、元の生活に戻れるように、ボランティアが障子の張替を行っていました。

泥出しを行っているときにも、このお宅を訪問させて頂きましたが、そのときに比べると家主の表情が全く異なり、とても明るくなっていたのが印象的でした。家主は、「もう住めんと思っていたけど、ボランティアさんが手伝ってくれ、ここまできれいになるとは思っていなかった。本当にありがたいね。」と話していました。

お昼休憩は、畳の入ったリビングでボランティアのみなさんと家主が一緒に食事をとり、笑い声も聞こえ和気藹々としていました。

この日も雨が降っていて、家主は「いまはボランティアがいるから、ここ(自宅)にいれるけど、(雨が降っているときは)一人じゃ怖くておりきらんよ。」と、安心して元の暮らしに戻るまで、まだ不安要素がたくさんあります。小野地区では、土砂崩れの後、二次災害防止のため、強い雨が降ると避難勧告等が早めに発令されるようになりました。そのたびに避難を行い、この地域に住み続けることができるのか不安に思う住民は少なくありません。

小野小学校の子どもたちは、学校が被災したことにより隣の中学校を仮校舎にして勉強しています。中学校には遊具がなく、早く小学校に戻したいという保護者がいる一方で、次の災害を考えるとまだ怖くて戻らせたくないと話す保護者もいて、3ヵ月が経過した今も、これからの不安が拭えない現状があります。まだ三ヵ月。