【第11報】豪雨被害におけるRSYの支援活動について(8月30日)

【9月9日足湯ボランティアは定員に達したため、募集を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!】
※9月9日ボランティアバス(床下泥かき等)は募集中です。(2018/09/03現在)
みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
RSY事務局は、7月12日より岐阜県関市にて、西日本豪雨水害の被災地支援を行っています。この間、関市および関市社協らと連携し、なごや防災ボラネットの皆さんやRSYと繋がりのあるNPO・ボランティアの方々とと共に、災害ボランティアセンターの運営サポート(資機材・コーディネーター派遣)、山間地域の小規模高齢集落での炊き出し、今後の生活を考える相談会の開催、水害で休止していた地区サロン再開の応援等に取り組んできました。活動は現在も継続中です。
以下、活動報告です。
——————————————————————————-
▼関市の被害状況と生活再建に向けた取り組み
——————————————————————————-
★今後の生活を考える相談会の開催(上之保地区)
——————————————————————————-
8月12日(日)、自治会連合会主催で上之保生涯学習センターにて実施された「今後の生活を考える相談会」。RSYは企画・運営に協力。当日は相談会に加え、手作り弁当やコーヒーなどを提供し、休憩スペースを併設しました。運営に関してはRSYからはボランティア12名(大人10名、愛知淑徳大学の学生2名)が協力しました。
愛知淑徳大学の学生は、発災時大学の有志で水害の募金活動を実施。学生たちは、集めたお金で、自分たちに何ができるか考えたいということで、ボランティア参加を希望しました。今回のレポートでは、学生たちがヒアリングした住民の生の声をご紹介します。
★住民の声
●今1番大変なことは、片付け作業よりも、(住宅修理関係の)手続き。もっと早く相談会を開催してほしかった。被災直後の住宅の様子を写真で撮って残しておくことは、パンフレットのフローチャートをもらうまで知らなかった。/ご夫婦

●私の家はそんなに被害は大きくなかったからよかったけど、近所のお家はひどかったみたい。私はこんな大雨の経験がなくて逃げる時にどうしていいか分からなくてお隣さんに助けてもらえたから、何とか避難できた。最初、電話が繋がらなくなってることにも気づかなくて、電話が繋がらなくなってることに気づいた時は焦った。あと、夜だったから、「何かを持ち出さなきゃ」っていう欲もなくて、自分のことを第一に考えて避難できた。それが逆に良かったかもしれない。被災後は、床下が乾いているかわからなくて、大工さんに診てもらわなかったら、見逃していた。気づくことができてよかった。/70代・女性

 

●ボランティアに来てくれるのはありがたかった。でも作業をする人の中には、家の構造を知らない人が多いね。板の目に沿って泥を掻き出してくれないから板の間が反り曲がってしまう。それに、作業を急ぐあまり、何でも捨てようとしてしまったりすることもあった。洗ったりすれば再利用できる家財もあるのにね。/70代・男性

 

★学生の感想
私は東日本大震災の発災一年後にボランティアで被災地訪問をしたことがあるのですが、津波で更地になった東日本とは違い、生活の場が残った状態での被害を実際に見るのは初めてでした。
ニュースでは広島や岡山などが多く取り上げられ、近隣の県でこのような災害が起こっているとは思っていませんでした。被害にあった上之保地区を歩いてみると、住民の方々にお話をうかがうことができました。住民の方が大変な状況の中でお話してくださるか不安でしたが、災害当時の状況や心境、片付け作業の苦労など、たくさんのことをお話いただき、私たちに伝えたい、知ってもらいたいという想いが強く伝わってきました。今後、私が所属する福祉貢献学会では継続的に被災地支援の活動を続け、被災者の声に耳を傾けたり、交流したりする機会を設けることが出来ればと考えております。

(戸田真琴さん/愛知淑徳大学)

災害のあった現地に行ったのは初めてで、どんな現状なのか想像がつかない部分が多くありました。でも、現地に行った今も、自分事として考えきれていない自分もいまます。しかし、自分の住んでいる地域にいつ水害や地震などの自然災害が起きるかわかりません。だからこそ今回見たことを基にこれからも自分事として考えてみたいと思います。また、ボランティアさんが現地の方と関わられているのを見て、人々に余裕がない時こそ、折り紙や料理で彩りをもたせることの大切さを知りました。私はこのことに今回初めて気づきました。 そうした些細な心遣いが安心を与えるのだと思います。一方、私は今回の訪問では、自分から主体的に何もすることができませんでした。すごく悔しいです。次回伺う時には、何か1つでも自分で気づいて、行動を起こしたいと思います。

(唐田宏樹さん/愛知淑徳大学)

—————————————————————————
▼RSYボランティア募集(ボランティアバス・足湯)
—————————————————————————

RSYは、下記のような現地の状況をふまえ、ボランティアを募集します。ぜひご協力ください。

(関市社協ボランティアセンターの状況)
・支援から取り残されている方がいないか、床下処理の注意喚起のチラシ(震つな作成)を持参して、市と民生委員が被災世帯に個別訪問を実施。結果、現在までに50件のニーズが上がっている。

・関市社協は9月末までボラ募集の延長を決定。(1軒あたり1名の現場リーダーと10名のボランティアが必要たが、いずれも不足ぎみ)
・9月までの土日祝を中心に、積極的にボランティア受け入れを行い、できるだけ早く完了するよう広く協力を求めたい。

———————————————————————–
★募集:RSYボランティアバス
———————————————————————–

・日程:9月8日(土)、9日(日)、23日(日)、24日(月・祝)の4日間
・場所:岐阜県関市
・内容:床下の泥かき、要配慮者宅の消毒・清掃の手伝い
・募集人数:各回20名

ーお申し込みフォームー

※いずれも申し込みは、下記のフォームに記入の上、件名を「関市ボランティア」とし、RSY事務局:info@rsy-nagoya.comまでご返信ください。
詳細は別途お知らせします。当日までに各自「ボランティア保険(最寄りの社会福祉協議会にて加入可)」に加入下さい。
※締切は各日前日12:00まで/定員になり次第終了
・お名前:
・所属(あれば):
・携帯電話番号:
・メールアドレス:
・希望日(複数日大歓迎):
・当日持参できる資器材(持参可能な資器材と数をお教え下さい)
バール(大)/バール(小)/ハンマー(30㎝程度)/丸鋸/手のこ/タッカー

————————————————————————
★募集2:足湯ボランティア
————————————————————————

【9月9日足湯ボランティアは定員に達したため、募集を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!】

・日時:9月9日(日)13:30~15:00
・場所:富野ふれあいセンター
・内容:「今後の生活に関する相談会」休憩スペースでの足湯
・募集人数:3名

ーお申し込みフォームー

※申し込みは、下記のフォームに記入の上、件名を「関市ボランティア」とし、RSY事務局:info@rsy-nagoya.comまでご返信ください。
詳細は別途お知らせします。当日までに各自「ボランティア保険(最寄りの社会福祉協議会にて加入できます)」にご加入下さい。
※締切は前日12:00まで/定員になり次第終了
・お名前:
・所属(あれば):
・携帯電話番号:
・メールアドレス:

——————————————————————————-
▼拡散にご協力ください!
西日本豪雨 まだまだボランティアが必要です
——————————————————————————-
西日本豪雨では発災から1か月あまり、既に参加人数の減少が危惧されています。これから夏休みを迎える学生にも期待しておりますが、日本全体の機運を高める必要もあります。

土砂の流入が多く、未だ手つかずの地域もあります。
復旧活動のために、まだまだボランティアの力が必要です。

全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、内閣府(防災)普及啓発担当、3者の連名でボランティア活動促進のためのチラシを作成しました。

http://rsy-nagoya.com/rsy/wp-content/uploads/2018/08/%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E5%8F%82%E5%8A%A0%E4%BF%83%E9%80%B2_%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7-1.pdf

長期化する支援活動に、一人でも多くの方に参加いただけるよう、情報拡散や転送等での広報にご協力ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

————————————————————————-
▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
————————————————————————-
この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者へ
の生活支援プログラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。