七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.21

みなさま
RSYが東日本大震災の復興支援として宮城県七ヶ浜町にて運営しております、
「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」にて『きずなハウス通信』VOL.21を、
発行いたしましたので、ご案内させていただきます。


七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.21(PDF版はこちら

○「チャレンジキッチン~海苔編~」

2月16日(土)、きずなハウスにて七ヶ浜産の海苔を使った、簡単お手軽な料理の試食会を行いました。元漁師さん考案の「海苔とチーズのコラボ焼き」をはじめ、栄養士監修の料理人さんによる手巻き寿司や海苔だれサラダ、海苔のスープなど、子どもと一緒に作れるレシピで、きずなハウスを訪れたお客様は、磯の香りを楽しみながら、町の特産を味わいました。また、海苔の栄養価やクイズもあり、海苔の知識も高まりました。

調理にあたっては、味の素ファンデーション様から寄贈いただいた、様々な調理に対応できるように工夫された調理道具や調理台のセットを使用しました。災害時の炊き出しなどにも役立つ一式となっており、今回のように楽しみながらも、いざという時に、身近な食材などを活用し、子ども達や日頃料理をされない方でも、気軽に作れる料理を学ぶ機会となればと思います。

チャレンジキッチンの様子

チャレンジキッチンの様子


○笹山地区・菖蒲田浜地区で「ちゃせご」を行いました!

2月17日(日)は笹山地区、23日(土)は菖蒲田浜地区にて、「ちゃせご」を行いました。子ども達が福の神に扮して、高台移転住宅や災害公営住宅を一軒一軒訪れ、手書きのメッセージ入りの招待状を手渡し、食事交流会のお誘いをしました。最初、子ども達は恥ずかしく照れながらのスタートでしたが、訪問先で、昔を懐かしみながら、笑顔で迎えられ、次第に慣れると率先して「明き(あき)の方(かた)から、ちゃせごにきした~(来ました)」の掛け声をあげながら、両地区合わせて約250軒を回りました。

笹山でのちゃせごの様子

笹山でのちゃせごの様子

菖蒲田浜でのちゃせごの様子

菖蒲田浜でのちゃせごの様子

その後の食事交流会では、お集まりいただいた住民の方から、昔のちゃせごの様子についてのお話を聞いたり、一緒にゲームやクイズなどを楽しんだりした後、子ども達が配膳し、みんなで食卓を囲みました。

こうした取組を通じて、お互いに気にかけあう「顔見知り」の関係が、より一層育まれるきっかけづくりとなるよう、今後も地区を広げつつ、継続していきたいと思います。(復興庁「心の復興」支援事業として実施。)

「ちゃせご」とは?
昭和30年代頃まで、県内各地で行われていた行事で、小正月の時に、子ども達が福の神に扮し、近隣の家々を回って福をもたらし、そのお礼としてお餅やみかん、お菓子をもらうという風習。掛け声のなかの「明きの方」とは、その年の恵方のこと。

 

菖蒲田浜での食事交流会の様子

菖蒲田浜での食事交流会の様子

笹山での食事交流会の様子

笹山での食事交流会の様子

ちゃせごに参加してくれた子ども達には、「明治ホールディングス株式会社株主優待寄贈」のお菓子を配付しました

ちゃせごに参加してくれた子ども達には、「明治ホールディングス株式会社株主優待寄贈」のお菓子を配付しました


RSY七ヶ浜の主な取組

2

2月16日(土) 11:00~13:30
・チャレンジキッチン①
2月17日(日) 10:30~12:30
・笹山地区「ちゃせごの会」
2月23日(土) 10:30~12:30
・菖蒲田浜地区「ちゃせごの会」

3月の予定

3月2日(土) 11:00~14:00
・きずなハウスフェスティバル
昨年のフェスティバルをバージョンアップして開催!先着順の特典コーナーや食べ放題などの楽しい企画がいっぱい!みんなで来てね♪
3月16日(土) 11:00~13:30
・チャレンジキッチン②
ワカメやめかぶなど、地元の旬な食材を使って、簡単に作れる料理をお披露目。どなたでもご参加・ご試食できます!
日頃、「料理はちょっと…」というお父さん方、郷土の味を楽しみたい!という方、お気軽に、きずなハウスに足をお運びください。


七ヶ浜みんなの家きずなハウス
〒985-0802 宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 生涯学習センター敷地内
TEL:090-9020-5887/Mail:info@rsy-nagoya.com
運営:認定NPO法人レスキューストックヤード