RSY令和6年能登半島地震への対応(第6報)足湯のつぶやき

皆様

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは1月3日から石川県穴水町に拠点を置き活動を継続しています。
今回より、町内に開設されている指定・自主避難所での足湯や、在宅等避難者の個別訪問の際に被災された方々からお聞きした生の声を順次お伝えします。

【1月20日~31日の足湯のつぶやき】

(女性・70代)
・(応急危険度判定では)緑色ですが、家の中に亀裂があります。余震が不安で毎日3時間くらいしか寝られていません。夫に呼吸器疾患があり、大勢の人と一緒に入る自衛隊風呂に行くことが難しく、ストーブでお湯を作って身体を拭くなどしています。水がでないため、食事も作れず、お弁当を買って食べています。パンなどの食品がもらえるならいただきたいと思って避難所に来ました。

(男性・70代)
・今まで何があっても血圧だけは正常なのが自慢だった。でもここ数日血圧が170くらいになっている。避難での生活は自分ではストレスを感じているとは思わないが、知らず知らずのうちにストレスを感じているのかも。

(女性・70代)
息切れがしてしんどい。足腰も痛くてもう限界。90代の母親を老々介護して、聴覚障害の弟もいて…。母は自宅に帰りたくて、もう3回も避難所から脱走している。自宅は雨漏りしていて、修繕にお金をかけても家族全員高齢なので、いつまで住むかわからず難しい。仮設住宅を申し込んだとしても、自宅の損壊度からして優先度が低くなると思う。2次避難が新聞の一面で大々的に広報されていて、早く2次避難したいとフリーダイヤルに電話をしたけど、30回かけてもつながらなくて、本当に腹が立った。もう限界だし、遠方の親戚を頼って自主的に2次避難をすることに決めました。
(男性・40代)
妻は避難所で人に合わせて生活するのが難しいと、一人で在宅避難をしている。子どもは避難所にお友だちもいるため、今のところは楽しんでいると思う。最初はここの避難所に赤ちゃん連れの避難者もいたが、赤ちゃんが夜泣きをすることもあって、どこに行かれたか分からないが、出て行かれていった。

(男性・70代)
自分のうちでゆっくり寝たい。(避難所の)窓ガラスが割れて、(雪が降ったので)ふさいでいる。昼は家に帰っている。毎朝焚火をする。当番みたいになっちゃった。お風呂は今までに2回入った。

(男性・70代)
ここは海がすぐ近くだけど能登島があって津波の被害はなかった。
地区の家屋のほとんどが赤紙。自分の家も傾いた。地震保険には入っていたけど保険金がどれだけ出るかわからず家をどうするか…。お風呂は金沢に一度だけ入りにいった。

(女性・80代)
朝は家で主人の分と二層洗濯機をまわして昼からここにきておしゃべり。右足は15年前の事故でけがが残っているそれまでは病院に行ったことはなかった。まさかこんな目に合うとは(この足湯を)一生忘れないと思う。普段演歌を歌って活動しているけどこんな状況ではできない。

(女性・70代)
10月に主人をなくして大ショック。家もリフォームしたばかりなのに。それでこの地震、気負いすぎないようにでも沈んでばかりじゃダメ。自分で楽しみを見出したり人と話すことで発散しないと。
2月29日80歳の誕生日だし頑張る。幸せになってね。話いっぱい聞いてもらっちゃってごめんねありがとうね。息子三人だから女の子と話すのうれしい。

(男性・70代)
部屋の中が温まりすぎて寝れていない。でも雨風しのげているのにそんなわがままは言えない。孫がオーストラリアに留学に行ってて、心配しているが家はもうだめなので来るなと言っている。

(男性・30代)
本当にボランティアには感謝しています。窓のプチプチとかも張ってくれたり寝袋も今朝届いた。ほかの避難所はわからないけどここはめぐまれているほうだと思います。
(女性・80代)
いつもは畑をしているが今年はできない。やることがない。でも避難所では快適に過ごしている。

(女性・60代)
大変だよ本当に大変。来てくれるあなた方も大変だよね。でも(こうやって足湯をしてくれることが)幸せだ。字を書くから指固いでしょう。幸せだねえ。こうやっていっぱいもらえてありがたい。(配った服を見て)色がいいね伸びて後ろが長くて。着てみようかな。

(男性・60代)
すこしたってこの避難所に来た。会社を退職してからゲートボールのグループに入ってやっていた。グループとはみんな別々になってしまった。にぎやかなところはあまり好きじゃない 朝夕プルートのなかを歩いている。必要なものなにもない(声がつまる)。自分の生活にもどりたい。

(女性・80代)
この時期は畑をしたり編み物をしているの こたつに入ってね。編み物はかぎ針でチョッキや靴下を編んで近所の人や孫の子にあげたりするのが楽しみ。ちゃんと着ている写真が送られてくるとうれしい。ここではできないけれどね 何もすることがないから。今日は足湯をしてもらってお嬢様みたいな気分。

(女性・70代)
はじめは眠れなかった。靴下はあるかい 洗濯が回らなくてこれともう一枚しかないごめんね。あ、ごめんねじゃないね。ありがとう。

(女性・60代)
最初避難したときはみんな同じだったけど少しづつ人もいなくなり自宅に帰っていく人もいた。やっと落ち着いた分、自宅に帰った人たちからいろいろ言われる。聞き流しているけれどつらい。水が通っていないのが一番きつい。

(女性・80代)
今まで風呂に入れなかった。足湯で気持ちいい。背中ふいてもらって良かった。

(女性・30代)
子供は小4男子小1女子 今日から学校が始まったので子供がとても喜んでいた。避難所だと子供が安心するのでいる。自宅は夫が一人で暮らしている。仕事があるので 寝るだけだし。2月から仕事のシフトが決まっているけどどうなるのかな。学童も始まっていないのに預けるところもない。。仕事どうなるのかな。

(女性・80代)
(腕のあざを見せて)きたないでしょう。こんなのできちゃって血管同士が中でぶつかってできた。昨日からだを拭いてもらって気持ちよかった。においのもとは実は脇じゃなくて背中だって。ラジオで言ってただから背中拭いてもらってよかった。息子夫婦と一緒だったけど(もう大丈夫だと思って?)いなくなっちゃった。息子の一人は旅館で料理長。孫二人は看護師。こんなに足湯を靴下まではかせてもらっちゃってありがとうねえ。

(女性・60代)
今でも揺れてる感じがしてペットボトルを見るけど。(もみほぐしは)人のぬくもり、人肌を感じる。昨日は親せきのところを手伝っていてお風呂にはいれなかった。今晩はよく眠れそう。

(女性・80代)
手のきれいさなら私も負けてないよ(隣を見て)。散髪もしてもらった。日々が淡々と過ぎていく。なにもしていない。

(女性・80代)
食べ物何でも食べる、卑しいの88歳。兄は遠慮して高齢で迷惑がかかるといって車中泊。素早く脱ぎ機できないからお風呂は入らない。

(女性・40代)
子供は小学3年生。子供は足湯に来ないと言っていた。友達と遊んでいるお風呂に入れないのが大変。家は大丈夫だった前は物資を持ち運び入れたり何かと動いていたが今はボランティアさんもいるし落ち着いてきてすることがない。とても揺れて怖い思いをした。

(女性・80代)
孫にやってもらっているみたい。孫が3人。ひ孫もいるよ。みんな金沢でここには誰もおらん。正月に来てたら大変やった。いつもは畑をしたりして動いているけど、何もできんくなって自分の食べる物だけだけどすることがなくなってボケてしもうが。

(女性・80代)
体は丈夫でかぜもひかない。昔は病気をしたけど今はどこも悪いところもない。食事の好き嫌いもなく何でも食べれるよ。ここはそんなことも言えんしね。夜は寝れんね。昔は喫茶店に長いこと勤めていた
長いこと勤めていたんだ。

(女性・70代)
みんながんばってるからね。3、40年住んだ思いれのある家。たまに見にいく。大切なものを取りに入りたいど入れない。取れない。糸組したい、今は寝て起きてだけの生活。

(女性・30代)
いろはす、よしもと、赤い大きな橋が好き。TV、ユーチューブをよく観る。お話楽しかった。また来てね。

(女性・80代)
どこに相談したらいいか分からない。ずっとここにおらせてもらっている避難所でもあるし。

(女性・80代)
日中動いていないから眠れていない。家は雨漏りしていて避難所にいるしかない。お風呂は一度も入っていない。みんな地元の人ばっかりじゃないから。

(女性・70代)
片付けの手伝いを頼んでいたので声掛けに応じなかったけど、来なさそうなので出てきたらまだ足湯をやっていたのでお願いしたいと思った。お風呂は2,3日に1度親戚の家のを利用しているが、自分の家で入るようにできないので本当にはリラックスできていない。足湯とマッサージでリフレッシュできた。

(男性・70代)
隣の家が傾いて自宅に倒れてきている。相談しても誰も来ない。もう一人の方;応急危険度判定・黄色。生活家電(冷蔵庫・テレビ・洗濯機・レンジなど)ほとんど壊れて使えないので、プルートに来てかりている。買い換えたいが、年金生活なので。罹災証明のことを聞いたら、手続きはやったが、それがいつ効力を発揮するのか・・。待つしかないのか。。。”

(女性・80代)
家は緑の判定だったけど、家の中はぐちゃぐちゃ何から手を付けたらいいかわからない…泣家の裏には崩れそうな山があるから安心して生活できない。”

(女性・50代)
義理の父が自宅で寝たいと言ったから、倒れたものをどかして父はベッドで寝て、息子と私は車中泊をした。義理の父を1人にできないので日中も自宅に戻らず集会所にいる。休養施設になっていたフェリーに食事とお風呂に行った。自宅で寝たい、少人数といえど夜中目が覚めたら寝付けない。

(女性・70代)
夫と二人暮らし古い家をリフォームしたばかりで泣くになけない。今日は家の片づけをしていて急いで来た。足湯を楽しみにしていた。早く家を壊してくれたらすっきりする。悲しくてたまらないが早く前を見て夫と進みたい。

(女性・30代)
服を選んでいる時に声をかける。お父さんのLLサイズが無い。女性のスウェットが無い。洗濯ができないので生理用品の紙パンツ式があるといい。それは以前にもB&G体育館に言ったがかわらない。若い人はこういうのご欲しい。

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