新潟県中越沖地震[第31報]

皆さま


清野です。お疲れ様です。刈羽ボラセンにて活動中の浦野より、報告が入りましたので、配信いたします。

尚、本日で寺本・浦野は名古屋に戻り、25日 26日はこちらのスタッフはいなくなりますが、27日(月)?29日(水)松田、29日? 31日浦野が入る予定です。[2007.8.23現在]

■ボランティア活動状況
・県内:41名、県外:47名、合計:88名
・ニーズ件数:22件

■23日の寄り添いプロジェクト
○ボランティア活動報告会の実施
15:30よりこれまで活動してきた地元刈羽村のボランティア団体、民生委員の方々などのお集まりいただき、これまでの活動の情報交換会を行いました。それぞれの団体でどんな活動をしてきたのか、またどんなことを感じているのか、などなどのお話をお伺いしながら、これからの活動についての意見交換を行いました。
 参加者はそれぞれ、ボランティア友の会より10名、老人会から5名、民生委員から各地区からのご参加で10名、さらに地元刈羽村社協から3名など、総勢40名でのボランティア報告会を開催いたしました。

1. 刈羽村・品田村長挨拶
「自宅の車を出そうと思っても、シャッターが開かずに、バイクで役場まで向かいました。これまで、中越沖地震ではたくさんのボランティアにお世話になりました。この刈羽村では前回の中越地震では忘れ去られた地域ではあったけれど、今回の中越沖地震では多くのボランティアが駆け付けてくれて、大きな力になってくれています。」

刈羽村は2004年の中越地震でも被災を受け、39戸の仮設住宅が建設されました。
「前回の地震で、ようやく復興の総仕上げをしようとしていた矢先の今回の地震で、また皆さんには多くの苦労をかけていますが、これからいよいよ自主・自立した活動を行っていく時期にさしかかっている。これは行政は何もしない、という意味ではなく、住民が主体となって地元刈羽を盛り上げていく活動を行政としてもバックアップしていきたいと思っています。」
 ボランティアセンターでの活動の様子や、また住民の方々の声を行政に届けている今回の活動が、とても参考になっている、とおっしゃられます。
「今日、こうした形でこれだけの方々が集まってくれたのは大変ありがたいこと。いろんな智恵をここで出し合いながら、これからの刈羽の復興を目指していければと思います。」

2. 刈羽村社協・廣川会長挨拶
「県社協や中越復興市民会議をはじめ、多くの支援者の方に助けられてやってこれました。今後は、地元も力を出して頑張っていきたい。」

3.ボランティア友の会・民生委員・老人会友愛活動部による活動報告
(★それぞれの活動・今後の展開については、次回から3回に分けて配信させていただきます。)
・8月30日(木)10:30より、各団体有志で仮設住宅を訪問し、お茶会や個別訪問などを通じて、再度今後の取り組みや関わり方についての意見交換を行うことに決定。
[報告会の中で印象に残った言葉]
・大型スーパー「プラント」が9月20日閉まる→食料の調達方法が困難になる。柏崎までの巡回バスや移動販売など、住民全体にとって深刻な問題。
・そもそもお茶会など本当に被災者が望んでいることなのか?
・農繁期になって、ますます日中高齢者等が多くなってくるので、やはりその方々への働きかけが必要になってくるのではないか。
・「刈羽の空気はおいしいですね」とボランティアさんから言われた一言が嬉しかった。


○ボランティア団体ユニベールによる仮設住宅個別訪問。

○仮設住宅での青空市、花一杯運動の実施。

○被災された方と直接関わった方(仮設住民)に対する「寄り添いメモ」の作成

○ぴかぴか隊の学童・集会場での遊びサポート。

■仮設住宅での個別訪問「寄り添いメモ」より
○8月22日(水)
・電話をまだ引いておらず、仮設住宅内にでも1つくらい公衆電話があっても良いのではないかという声あり。
・ようやく仮設に済んで安心であるが、これからが大変だ(家が半壊、小屋が全壊、店が半壊)
・洗濯物を干す場所がなくて困っている。
・仮設には入ったが、自分は退職しているので先々のことを考えると不安だけだ。脳梗塞をしているので、右が少し不自由・・(といいながら涙ぐんでいる)
・とにかく入れただけでよい。家の中は片付いていないがとりあえず一安心。
・若夫婦と一緒なので心強い。

 ★災害ボランティア活動支援募金★
皆様方のさらなるご協力をよろしくお願いいたします。
郵便振替口座:00920-7-75997
加入者名:震災がつなぐ全国ネットワーク
*通信欄に中越沖地震とご記入ください