新潟県中越沖地震[第 34 報]

皆さま

清野です。お疲れ様です。昨日刈羽ボラセンで活動しました松田からの報告をお知らせいたします。
今日、明日(28日)と神奈川県立保健福祉大学院生の加納祐一さんが現地入りしています。その後浦野が29日から31日まで入ります。加納さんは、その後9月2日より、約1ヶ月間現地入りするとのことです。[2007.8.27現在]

■ボラセンの活動
○25日に行われたバザーの様子のヒアリング
・お祭りのようでずいぶん賑わっていた。
・沢山の人が来た。やはりせとものはどの家でも不足しているらしく、物が持ち込まれたそばからなくなっていった。
○ボランティア団体ユニベールによる仮設住宅個別訪問。(本日まで)
・明日は一般ボランティア10名+新潟市社協で仮設集会場でのお茶の準備、支援パックの配布(残り37戸)を行う。
○ぴかぴか隊の学童・集会場での遊びサポート。
(本日まで。9月からは毎週土曜日)
・本日まで集会場のお茶の準備はピカピカ隊で行う。明日からは仮設班で引き継ぐ。

■老人会友愛活動部の活動報告(8/23ボランティア活動報告会にて)
○これまでの活動
・老人会メンバーの訪問を8月に予定していた。→この1日で中止。
・9月?10月は老人会活動を中止とのこと。12月から活動再開。
○感想
・自宅にボランティアと共にきた、自分の担当の民生委員さんの顔を見て涙が出るほど嬉しかった。→地元の方がボランティアに入ると安心だった。
・自宅も被害を受け、避難所にいたがその際はボランティアにお世話になった。

・一昨年の地震で全壊し、家を建て直したが梅干をしまう場所がなくなってしまったので、自分の部屋に梅干をつけたカメをおいていた。何も手伝いができなくて申し訳ないと思ったが、カメが今回の地震で割れてしまい、その掃除をするので今回は精一杯だった。
・食事推進委員としてきらら、福祉センターでおやつを提供してきた。
○今後の活動
・9月?10月は活動を休止することに決まっているので、動きだせるのは11月ぐらいからだと思う。

■寄り添いプロジェクト
○22日?本日までの寄り添いメモのまとめ(仮設住宅・A地区)
・寄り添いメモの内容をすべて個人毎の日誌形式ファイルに打ち込む。
・仮設住宅版のデータは膨大な量なので、読み込むには少し時間が必要。
・明日28日、仮設班(新潟市社協さん)により、家族構成(高齢者のいる世帯)のマップ化が行われる。
・A地区では本日、集落会議で復興の問題を話し合う予定。
○加納さんと今後1ヶ月の活動の打ち合わせ
・仮設住宅を足しげく廻る。
・A地区を廻る。
・在宅はA地区をスタートに、機会があれば他の地域にも顔をつなぐ機会をつくる。そのために、社協職員さんとの区長回りを継続する。
○A地区・区長さん宅訪問
・加納さんを紹介し、これからちょくちょくお邪魔しますと挨拶。
・本日夜7時から集落会議。その結果を踏まえてまた区長さんとお話する予定。

■仮設住宅での個別訪問「寄り添いメモ」より
○8月23日(木)
・日さしを作って欲しい。雨が降ると履物がぬれる。
・自分の家にはあまり戻っていない。どうなっているか心配。買い物する場所が近所にないし、自転車にも乗れないので、子どもに頼むほかない。
・仮設は箱の中に閉じ込められたような感じ。ごみ捨ては不便。父の介護をしており、昨日は介護士さんが来てくれた。ノイローゼにならないように頑張っている。5年前に家にドロボーが入って以来カギを閉めている。虫が多く、電気をつける時に困る。
・畑が荒れて心配。じゃがいもがだめになり困っている。虫が多い。
・地震により仕事がなくなった。仮設に引っ越すのがとてもつらい。毎日家を見に行く。とても気持ちがつらい。壊すことで寂しさや突然の出来事で心の準備ができていない。
・入ったばかりでまだわからない。大きな家から小さな仮設に移るのは辛い。
・家が近くにあり、畑は自家用のみ。バイクに行って通っている。このあたりの昔のことを随分ご存知だった。昔と比べて随分変わってしまったとのこと。
・犬を今日家から連れてきた。戸を開けると鳴いて困る。夫婦二人で話がなくて困っているが、犬が来てくれて嬉しい。周りの方にも了承してもらった。
・前回は一部損壊だったが、今回は全壊で仮設に入った。当日は寺におり、びっくりして飛び出したら足を怪我し、通院中。同行者は顔に大怪我を負った。70過ぎてこれから家を作るといっても、老後のことを考えると息子に残すか考えている。災害時の落ち込みは友達と一緒に夜話しをし、不安はなかった。