台風18号水害 福井県若狭町への支援​活動【9月24日~2​5日報告】

みなさま

 

RSY事務局です。
この度、台風18号の影響で水害被害を受けた福井県若狭町社会福祉協議会より支援要請があり、RSYでは、なごや防災ボラネット、震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)との連携のもと、災害ボランティア活動資器材の提供と人的派遣を行っておりました。

 

9月24日をもって若狭町災害ボランティアセンターは閉所し、その後は社協の通常のボランティアセンターで対応されることとなりました。現地に派遣されていたRSY松永は名古屋にもどり、10月3日に資器材も返却予定です。

 

以下、RSY松永からの報告です。

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■9月24日(火)活動報告

・活動件数 5件(すべて完了)
・活動ボランティア数 36名

本日は、福井県若狭町の海士坂(あまさか)地区の現場で活動を行いました。
海士坂地区は台風18号の豪雨被害の影響で裏山の斜面がずれ、現在も不安定な状態で、次に大雨が降れば山の斜面が崩れ二次災害発生の危険性があります。

 

海士坂地区内で浸水被害のあったお宅の床下の泥出しや家財の運搬等を行いました。
台風豪雨の影響で、そのお宅の横にある川(深さ2m×幅4m程)が土砂で詰まり、溢れた水が家屋に流れ6畳7部屋で床下浸水、大量の泥が床下に流れ込みました。

 

住民の方が「上流から大きな桃の木が流れてきた。」と話すように、水が引いた川の淵に大きな木が倒れていていました。そのお宅は80代のご夫婦が生活していて、ご本人はパーキンソン病で体が不自由、ご主人は肺気腫で酸素ボンベを持ち歩いていました。

 

継続ニーズということもあり、24日は残り6畳2部屋の床下の泥出しを男性15名程で行い、当日中に完了しました。休憩中、ご本人は「体が動かないから、自分達じゃなにもできなかった。本当にボランティアさんに助けてもらっている。ありがとう、ありがとう。」と話し、「お手伝いできないから、せめてボランティアに渡して」と親戚から頂いたコーヒーをボランティアへ配り、「まだたくさんあるから飲んで、お茶も、お菓子もあるから」と休憩の度に毎回気を使っていたため、ボランティアが「大丈夫です。もう頂きましたから、お母さんゆっくり休んどいてください。」と話しても、気が気じゃない様子でした。ホッとしたときに、疲れから体調や病状が悪化するのではないかと心配です。

 

依頼者が活動中になるべくボランティアに対して気を使わずに済むよう、現場でもゆっくり話しながら悩みを聞いたり、世間話ができる人材や女性の必要性を感じました。

 

本日、24日の活動終了をもって福井県若狭町災害ボランティアセンターは閉所しました。
ボラセン開設期間中に挙がってきたニーズはすべて完了しました。

今後ニーズが挙がってきた場合は通常ボランティアセンターで対応する予定です。

 

■25日(水)活動報告

若狭町災害ボランティアセンターの資器材は、RSY、越前市、鯖江市、小浜市(越前市所有物、24日小浜市災ボラ閉所後から若狭町へ)から借用されていました。
25日はRSY以外の資器材を返却するため、各市の資器材をトラックへ積み込みのお手伝いを行いました。