RSY令和6年能登半島地震への対応(第28報)

※私たちの活動は、皆様からのご寄付、並びに日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」、赤い羽根共同募金「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」からの助成金を頂き実施しています。

8月5日、第44回目の三者定期協議が開催されました。この会議は、穴水町・穴水町社協・NPO(RSY等)が互いの持てる情報を共有しながら、課題提起や課題の解決を探るため、定期的に開催されているものです。

 

RSYが穴水町に支援に入ったのは地震直後の1月3日。2007年の能登半島地震でもお世話になった穴水町社協を軸にした連携体制による支援がすぐにスタートします。他方、避難所や車中泊、在宅(納屋、車庫等を含む)等での避難生活支援に関しては、町との連携が不可欠になります。そこで、穴水町社協から町役場のキーパーソンをお聞きし、1月8日に栗田が穴水町災害対策本部を訪れ、定期的な協議の場の必要性を申し出ました。即決で快諾いただき、翌週1月16日より毎週火曜日17:00~1時間程度、穴水町役場で開催が定例化していきます。

 

議題は、当初は、避難所での「T(トイレ)・K(食事)・B(寝床)」を中心に、とにかく「生きていくだけで精一杯」の過酷な状況下での官民による支援について、協議しながら進め、進めながら協議するといった状況で、とにかく修羅場をともに乗り越えていったという印象です。

 

3月からは毎週を隔週に変え、現在に至っています。

今日の議題は、仮設住宅入居者の状況や社協主催による在宅訪問事業の進捗報告等がありました。震災から1年8か月が経過し、今度は「日々の暮らしで精一杯」の現実の中、いかに孤立・孤独を防ぎ、今後の恒久的な暮らしの再建を果たしていかれるかが、大きなテーマとなっています。

 

今後も三者の得手、不得手を補い合い、一人ひとりの復興に向けて、一番いい選択肢をともに模索していきたいと思っています。