いしる

能登より、松田です。日曜日の昼、パネルをひっくり返すクイズ番組をボーっと見ていたら、
「石川県名産の、イカや魚を使った魚醤を何というでしょう?」
ピ、ピ、ピ、… ブー。
え~、クイズ解答者のくせに誰も答えられないの?いしるだよ、い・し・る!
と一人で憤慨していたのでした。能登の知名度もまだまだなのかな。
ところが昨日江尻屋さんにお邪魔すると、こんな物が…


いしるだらけ!!なんでも、江尻屋さんは美味しいいしるを探して研究中だそうです。
思わずフタを次から次へとあけて、くんくん、くんくん。
素人の私でも違いがわかるほど、色々な種類のいしるがあることがわかりました。味に違いがある上に、パッケージに書いてある名前も、「いしり」、「よしる」、「烏賊汁」…これは味と名前を一致させるのは相当難しそうだ。利きいしる選手権があったら、見てみたいものです。
きゅうり、ナス、かぼちゃなどの野菜をいしるで煮ると、忙しくて料理のタイミングを逸し、新鮮さを失った野菜でも旨味が復活します。それとこの間、中華料理(サンラータン)のレシピに「オイスターソース」と書いてあって、そんなもの持ってなかったので代わりにいしるを使いました。
そう。いしるは都会人向けの調味料なのだ。クイズの問題になんかならないでほしいなあ…と思うのでした。