【募集】3/24~25 能登半島地震・穴水町6周年交流スタディツアー

皆さま

RSY事務局です。
能登半島地震から6年を迎える石川県穴水町の交流スタディツアーを企画しました。
お時間のある方はぜひご参加下さい。

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能登半島地震・穴水町6周年交流スタディツアー

(背景)
石川県穴水町は、2007年3月25日に発生した能登半島地震で震度6強の被害を受け
ました。RSYは名古屋のボランティアの方々と協力し、穴水町社協に設置された災害
ボランティアセンターを中心とした緊急救援、商店街の復興支援等に携わってきました。
現在もお互いの地域を行き来しながら地元のお祭りや研修会への参加を通じて交流が
続いています。

2011年東日本大震災では、RSYが支援する宮城県・七ヶ浜町へ数回に渡りご支援を
頂いています。七ヶ浜と穴水の中学生同士の交流企画や、七ヶ浜の被災者に向けた過
去の災害からの経験や智恵の伝承、穴水の被災者による心のこもった手作り品「ホッと
ちゃん」や温かいストール、仮設店舗「七の市商店街」でのお寿司の提供など、心と心の
繋がりを大切にした支援活動を展開されています。

(スタディツアーの目的)
・震災から6年を迎える穴水町の復興の過程を知る。
・地元ボランティアや災害公営住宅で暮らす方々との交流を通じて、復興の過程で直面し
た問題や対処方法、現在の心情をお聞きし、東日本大震災や次の災害に教訓を繋げていく。
・穴水町の「良い所」に触れ、広く多くの方々に発信していく。
・「被災地」と「被災地」を繋ぐ連携の可能性や交流の在り方について考える。

〇スケジュール
【3月24日(日)】
・8:00  出発
・13:30 頃     穴水到着(昼食休憩含む)
・14:00~15:30 災害公営住宅住民との交流
・15:30~17:30 穴水散策
・17:30~18:30 宿へ移動
・18:30~    夕食・就寝

【3月25日(月)】
・7:30~8:30    朝食
・9:00~11:00   地元ボランティア「グループ325」との交流
・11:00~12:30  昼食(震災後七ヶ浜でいち早く店の再建を遂げた『幸寿司』を訪問)
・12:30~14:30  穴水町役場・商店街店主などとの交流
・14:30     名古屋へ出発
・20:00 頃    名古屋へ到着
※内容は一部変更になる場合もあります。
※天候・交通事情により帰りの到着時間が変動することがあります。

〇参加募集人数:6名

〇参加費(1泊2食付き・交通費・現地コーディネート費込み)
一般:16,000円
RSY会員または学生:13,000円

〇その他
1.出発場所(当法人事務所:名古屋市東区泉1-13-34 名古屋建設業協会2階)に
当日08:00までに来られる方

2.保険
お住まいの市町村の社会福祉協議会で「ボランティア保険」の加入手続きをしてください。
掛金は自己負担(地域によって違いますが300円~1000円ほど)。

【参加申し込み】
以下のフォームに必要事項をご記入の上、3月18日(月)までにRSY事務局へご返信下さい。
RSY事務局メールアドレス:info@rsy-nagoya.com

・お名前:
・ご住所:〒
・電話番号(携帯電話)
・メールアドレス:
・年齢:
・性別:
・職業:
・RSY会員/非会員

能登半島地震三周年の集い かきまつりと「能登の同窓会」ツアー in 穴水

 2007年3月25日に起きた石川県の能登半島地震から、もうすぐ3年が経とうとしてます。月に1度の復興サロンに加わり、応援を続けてきたRSYでは、今年も下記の通り三周年祈念ツアーを開催します。
 地震から3年が経過した穴水が見たい、穴水の復興にかかわる方々のお話を聞きたい、何よりも牡蠣をはじめとする海の幸をお腹いっぱい食べたいというあなた!ご参加をお待ちしております。
今年のツアーの目玉は・・・
☆復興を支える人たちの集い場「江尻屋」に泊まります
☆能登地震を研究した学生・研究者と町の方々の対話に参加できます
☆地震からこれまで町の復興に尽くしてきた方々のお話が聞けます
☆そしてもちろん、焼き牡蠣、海の幸が楽しめます!
■日時:2010年3月21日(日)~22日(月・祝)
■参加費:15,000円(予定/参加人数によって多少変わります)
※往復交通費・かき炭火焼・ボランティア行事保険込
■参加申込み
3月15日(月)までにRSY事務局までお申し込みください。
スケジュールなど詳細は下記ファイルをご覧ください。
0320能登半島地震三周年祈念イベントツアー.pdf
よろしくお願いいたします。

雪国の人はなぜ物静かか

江尻屋にお邪魔したとき、いつもお世話になっているお向かいさんが教えてくれました。
雪国の人がなぜ物静かか、それは、冬は黙々と雪かきするからだ、と。
言われるまでもなく、この私もが無口になりました。
能登の人は「雪よかし」(=雪よけしよう)というそうです。
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「鳳珠(ほうす)郡の橋」

金沢より、松田です。11月の復興サロンを大盛況のうちに終えました。前夜に告知メールを出したところ、久々に集まってくださった方も多く、「さながら同窓会だね」とのことでした。やっぱり、これからまめに出しますね。来月はクリスマスですよ。
今回は、最近はまっている寝豚温泉で朝風呂を楽しんだ他、能登大仏近くのお蕎麦屋さん「蕎麦処やまがら」に連れて行っていただきました。あっという間に平らげました。いやー、繊細で絶品。
能登大仏を拝むのも2年半通って初めてでしたが、それより感動したのは園内のお像を巡って歩けることです。その「真和園11ケ所巡り」では、思いがけず、とても美しい風景に出会いました。平日の昼間ということで、私ひとり、ひらひらと枯葉が舞う音まで堪能しました。そして、知ったのです。穴水には三重塔に続く木製の橋があることを。
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なんとロマンチックな景色でしょうか。先々週、農業体験に参加してくださったRSY会報誌あるあるの編集委員、Tさんと同じ感想を持ちました。
まこと、能登は奥が深きや。

いしる

能登より、松田です。日曜日の昼、パネルをひっくり返すクイズ番組をボーっと見ていたら、
「石川県名産の、イカや魚を使った魚醤を何というでしょう?」
ピ、ピ、ピ、… ブー。
え~、クイズ解答者のくせに誰も答えられないの?いしるだよ、い・し・る!
と一人で憤慨していたのでした。能登の知名度もまだまだなのかな。
ところが昨日江尻屋さんにお邪魔すると、こんな物が…

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5月22日、グループ325の節目をともに

2007年3月25日、能登半島地震が起きました。
「能登半島地震の概要」
・2007年3月25日、9時42分発生
・震源:能登半島沖11キロメートル
・規模:マグ二チュード6.9
・震度:6強 七尾市・輪島市・穴水町
・死者:1名
・軽症者:336名
・全壊家屋:580棟
・半壊家屋:1063棟
・一部損壊:9288棟
RSY代表理事栗田、事務局長浦野、スタッフ柚原は22日の夜に、地震当時からずっと被災者側に寄り添い続けてこられた地元のボランティアグループ「グループ325」のみなさんが、今年で2年間にわたる活動を終了されました。
「グループ325」の名前は、震災日の3月25日を忘れないために付けられました。会員は5人、地震が起きてから、穴水町の社会福祉協議会を通して集まったメンバーが、災害当時から、各避難所及び、仮設入居者の所へ足を運び、一軒、一軒、一人ひとりの話を聞いて回られました。
自分達(5人)で対応出来る事はやる、何事も自然体で行う。グループ325の皆さんは2年間、この気持ちをずっと持ち続け、大事にして活動をされてきました。活動当初から仮設住宅に住んでいる最後のひとりの方が出られるまで活動を継続することを目標にしていらっしゃいました。すべての方が4月末に自宅や復興住宅に移られたのを見届け、活動は終了となりました。
18時00ころから行われた集いは、今までのグループ325の活動についての思いや、今の気持ちなどお聞かせいただく機会となりました。また仮設を出られた方がまた新しい環境に身をおかれることになると考えると、生活のペースをつかむまでの見守りやサポートが必要な方も出てこられるとの話もありました。
グループ325の活動の終了報告は残念な気持ちと、当初の目的であった2年間の活動をやり遂げられたことへの、尊敬の気持ちを抱いております。
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グループ325のみなさんがグループ思いをつづった詩を掲載させていただきたいと思います。
「翼のきらめきに」
春が来て、寒い国へ帰る鳥たちがいる。
わざわざ寒い所へいくことが
幸せなのだと納得がいきにくい。
それで、「来年も来いよ」と声を掛ける。
口に出さないまでも、
季節の鳥に
「姿が無理なら、せめて声を聞かせて」と
少年の時から願いを繰り返す。
鳥たちは素知らぬ顔で空を飛んでいるようだが、
去年とは違う相棒や、辛うじて生き延びた幼鳥と一緒に
やってくる。
この繰り返しが、日常だった私達。
私達の出会いは、この安住を引き裂く地震によって始まった。
そうでなかったら、こんな風変わりな出会いが
あったろうか。……、ありがとう。
有形無形の宝を抱いた
「談話室」の風変わりな出会い。
今、希う。
朝の光を受けた、翼のきらめきに
悲しさや、苦しさや、
辛さの絶望をくぐり抜けた
新たな生活の始まりを。
09.4.20 グループ325 
今回参加させて頂いての感想を述べさせていただきます。
私は、今まで地域にあまり目を向けていませんでした。何かあったら自分の身は自分で守ればいいという考えでした。しかし、今回参加させていただいたことで、自分がこんな考え方をしていたことがすごく恥ずかしくなりました。
グループ325のみなさんの活動は、地域に寄り添い、一人ひとりに目を向けられていらっしゃいます。
一緒にお食事をともにさせていただき、グループ325の活動や、活動に対する思い、当時のお話を聞かせていただき、こういう場にいさせていただいたことに本当に感謝いたします。
グループ325のみなさんが、おっしゃっていたことが、「こころ」「愛」。この言葉の大切さを教えて頂きました。みなさんに直接お会いし、お話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。

5月22日(金)祝!「興禅寺」本堂再建完成式

みなさま
お世話になっております。
5月22日(金)、10時ころから2007年能登半島地震で全壊した輪島市門前町走出の曹洞宗興禅寺の本堂・庫裏債権の完成式が行われました。
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財源確保には、全国から寄せられた浄財とご住職の市堀玉宗師が托鉢を行われた背景があります。住職曰く、「生きることは縁を生きることである。縁は本来的に選ぶことができない。だからこそそれは人生の宝なのである。その宝をどう活かすかが復興の本質ではないか」(村井雅清雑感より)。突然の地震で自坊が全壊するという困難を自らの縁として受け止め、托鉢を僧侶の原点だとして、来る日も来る日も托鉢行に専念されたひたむきな姿勢に、私たちは学ばなければならないと考えます。今回ネットワーク朋主催で災害支援について考え、決意を新たにしたところでしたが、「考える」だけでなく、具体的な支援と交流の場に参加し、真宋門徒として災害支援の実施の場にしたいと考えています。
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完成式には、檀家ら約50人が参列。また昨年6月に宗派を超えて結成された「災害ボランティア支援の会」会長山下良演高野山真言宗来迎寺名誉住職も出席されました。
RSYから代表理事栗田、事務局長浦野、スタッフ柚原の3人で21日夜に現地入りしました。
当日は時折雨も降りましたが、真宗大谷派の門徒の方と共に式典に参加されたみなさんへ炊き出しの豚汁を振るまいました。またRSYが継続支援を行っている穴水町商店街の  幸寿しさんには、おいしい助六をご提供頂き、大変喜ばれました。
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当日完成式に来られた地元の方々に、当日の話を聞かせて頂きました。
「地震が来る1か月くらい前から、突き上げるような余震が何回もあった。余震が来るたびにいつも心配になった。」
「地震が起きたときは、家の電気が窓を突き破るくらい激しく揺れた。」
「近くの市役所へ避難をしたが、そのとき、ボランティアさんがサポートしてくださって、3食食べることができた。ありがたかった。」
「近くに住んでいたのもの達で助けあって、何かあったら手伝ってもらったりした。」
市堀玉宗師の奥様からは、
「地域で催し物があり、地域の方がお寺に集まって準備をしていた。ちょうど天ぷらを揚げていたときに、地震が起き、あっという間に建物が崩壊した。」「お手伝いに来られた主婦の方は、机の下にすぐに隠れ、助かった。私は建物の下敷になったが、助けられ大丈夫だった。」
3月25日で地震から2年が経ちましたが、地元のみなさんの心には地震の出来事が鮮明に残っているのだと感じました。
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神戸から能登半島地震以来、被災地能登に通い続けている「中越・KOBE足湯隊」ボも訪れる予定が、新型インフルエンザのため中止となりましたが、今回参加させていただき、能登のみなさんの元気な笑顔が、能登の復興を願う私たちにとってとても心強いものとなりました。
北国新聞夕刊(5月22日(金))に記事が載りました。
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今回参加しての感想を少し述べさせていただきます。
まず、興禅寺本堂再建について、本当にすばらし本堂ができあがっており、一堀玉宗師の活動に頭が下がるばかりです。
また、炊き出しをさせていただいたことについて、多くの方のご協力なしにはできませんでした。言葉では言い表すことができないみなさんとの「絆」を感じました。
これは、RSYが多くの方々に支えて頂いていることを意味するものであるとともに、10年、20年経っても残していかなければならない、そして、大切にしていかなければならないものだと、改めて感じさせていただきました。
そして、地元の方々から地震当時のお話を聞く機会をいただきました。豚汁をたべられている姿を見ると、被災されたとは分からいくらいに、明るさと素敵な笑顔を見せてくださいます。しかし、少しお話をすると、みなさんのお顔はそのときの恐怖をも感じさせ、地震のときの出来事は、みなさんの心の中に、ずっと残り続けるものであることを感じました。
災害はずっと起こり続けるものです。私には、何ができるのか、また多くの方たち話を聞き、伝えていくことの大切さなども学ばせていただきました。

3月21~22日 能登半島地震2周年の集いツアー ご報告

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3月21日から22日にかけて、能登半島地震2周年の集いに参加するツアーが催されました。遠くは岐阜や静岡から、総勢20名でRSYが応援し続けてきた石川県穴水町へ行ってまいりました。学びあり、笑いあり、食あり、そして出会いありの密度の濃い2日間となりました。
一行は穴水到着後すぐに、カフェ・ローエル・エ・レテュディアンに参加。川辺にろうそくを並べるカフェ・ローエルというイベントはかつてから穴水で行われていました。今回はその特別版で、穴水のことを勉強した学生の発表を聞きながらコーヒーをたしなむ時間となりました。
宿泊は、これらのイベントが開かれた旧呉服屋の「江尻屋」。そう、機関紙「あるある」などでおお知らせしてきたお宅が皆さんに開かれた空間としてついにオープンしたのです。まるで旅館!?という大きな家に参加者のみなさんはびっくり!
次の日は「伝えようわが町のきずな」という町主催の2周年イベントに参加しました。気づくと意外に残っていない「被災地の言葉」を残しておこうという趣旨の催しでした。このイベントについては、また別に報告します。
仮設住宅が解消され、「復興」に色々な制度上で区切りがついてしまう2年目以降が、本当の踏ん張りどころだという声が聞かれました。
そして、今年もやってきました・・・
言葉は無用。
参加者の方の感想です。
 「とても楽しい旅でした。小さいけれど、人情溢れたいい町で
  来年からも復興支援買い物ツアーに是非参加したいものと思っています。」
 「楽しく、とっても美味しかったです。  もう少し穴水の町の方達との
  ふれあいの場があるといいかなと思いました。『江尻屋に泊まっているよ』
  と説明したら、『え~あそこ泊まれるの?』と逆質問されました。」
皆さんの声を実現させて、来年はもっと楽しくてためになる穴水ツアーにしましょう!
なお、この日の様子は様々な新聞で取り上げられました。(リンク切れしてたらごめんなさい。)
北国新聞

防災情報新聞に能登半島地震二周年ツアーの記事が掲載されました!

みなさま
 いつもお世話になっております。
 防災情報新聞に能登半島地震二周年ツアー in 穴水参加者募集の記事が掲載されましたので、お知らせします。
 徐々に席が埋まってきておりますので、参加希望の方はお早めにお申し込みください。
能登半島地震二周年ツアー in 穴水
http://www.bosaijoho.jp/products/item.html
防災情報新聞
http://www.bosaijoho.jp/
 よろしくお願いいたします。

能登半島地震二周年ツアー in 穴水 へのお誘い

能登地震からもうすぐ2年が経とうとしてます。1ヶ月に1度の復興サロンに加わり、応援を続けてきたRSYでは、今年も下記の通り二周年祈念ツアーを開催します。今年のツアーの目玉は・・・
☆復興を支える人たちの集い場「江尻屋」に泊まります
☆能登地震を研究した学生・研究者と町の方々の対話に参加できます
☆地震からこれまで町の復興に尽くしてきた方々のお話が聞けます
☆そしてもちろん、焼き牡蠣、海の幸が楽しめます!
と盛りだくさん!ボランティアで能登に入った方も、穴水が初めての方も、松田から穴水穴水言われてうるさいと思っていた方も、奮ってご参加下さい。もちろん、名古屋以外からの参加も大歓迎。事務局までお問い合わせ下さい。
■日時:2009 年3 月21 日(土)~22 日(日) ■募集人数:先着25 名
■参加費:(RSY 会員)13,000 円 (非会員)15,000 円
※往復バス交通費・宿泊費・朝食・かき炭火焼・ボランティア行事保険込
防災情報新聞に「先着25名!能登半島地震2周年祈念の集い ”語り継ぐツアー”で能登を知ろう」が掲載されました。
↓こちらに掲載されています↓
http://www.bosaijoho.jp/products/item.html