宮城県七ヶ浜町報告【第117報】子育て支援センターお餅つき大会

皆様

いつもお世話になっております。
RSYボランティアきずな館 郷古です。

このところの七ヶ浜はとても寒い!
全国的に雪が降った一週間でしたが、七ヶ浜町もいっぱい雪が積もりました!

この雪の降る1月15日・・・・この日に行われたイベントがあります。
それは「子育て支援センターお餅つき大会」です。
これまた二部構成でイベントが組まれています。

第一部は 1月15日は小正月!ということで繭玉団子飾りをしました。
よく昔は作っていたこの飾りもなかなか見なくなりました。
小正月の存在自体が薄いのでしょうか・・・?
(かくいう私も良く知りません・・・)

活動報告の前に・・・
ちょっと地域の方に小正月についてインタビューしたものをまとめてみました。

・「1月15日は小正月だよね。確か前後の14日と16日も小正月って言ったような気がするね。昔は「女正月」とも言ってたんだよ。」

・「小正月ねー。繭玉作りするんだって?私たち、繭玉団子飾りの木は買ってこないね。山に行って刈ってくるんだよ。普通は柳の木を使うんだよ。」

・「繭玉団子飾りなんてもうずっと作ってないね。昔はやってたけどさー。小正月っていう言葉もあんまり聞かなくなったよね。」

などなど・・・インタビューした私は「世代によって小正月の知識の差が大きく違う」という印象を受けました。
今回のイベント主役でもある若いママさん達はこのイベントを、どう思って参加してくれているのでしょうか?

 

 

今回の繭玉団子飾りつくりはとっても簡単です。
朝のうちに用意しているお餅を自分手のひらで転がして丸く整え、枝に付けていくだけ!

木の枝を振り回したりしないように、子どもたちが怪我をしないように一緒に作りながら見ていてくれるのは、RSY親子支援イベントに毎度参加してくださっている「ママさんボランティア」の皆さんです。
そしてこちらも毎回お世話になっている、「東北学院大学の学生ボランティア」の皆さん!参加者のお母さんたちを離れ、元気に飛んだりはねたりする子どもたちの遊び相手には若いパワーは必要ですね~。

ママさんたちに小正月について聞いてみました。
・「知ってるっちゃ知ってるけど、でもほとんど意識はしないかなぁー。」

・「繭玉団子飾り作ったことないですね。作りながら他の人の作品を見て「あーなんか見たことあるー」って思い出しましたくらいですねー」

ボランティアの学生さんも「小正月ですか・・・詳しくは知らないです」
と繭玉団子飾り作りはあまり知られていない・・・・と思いきや

・「うちでは唯一やらない年間行事なんだよ。ほかのはほとんどやってるよ!本当は小正月には小豆粥とかも食べたりするんだよ!」
と企画者(下調べが万全でない)が知らない情報を教えてくれた人もいました。

知っている人は知っている、知らない人はほとんど知らない・・・。
そして若い世代はなかなか知る機会がないことが判明・・・!

知ってもらうためにも、伝統の季節行事を楽しみながらできるように企画していきたいと思います! 子どものころの記憶って結構大事ですしね!

 

第二部は「お餅つき大会」です!
新潟のニコニコ団というお餅つきをしてくださる団体さんをお呼びして開催しました。
にこにこ団の皆さんは、前日大船渡でお餅つきイベントをしていて、車で七ヶ浜にいらっしゃる予定でした。しかし、
大雪のために道が混雑してしまい、予定より少し遅れましたが無事七ヶ浜に到着。

疲れているはずなのに、
「遅れてすみませんでしたっ!休憩とかはいいのですぐやりましょう!」
とこちら側がびっくりするぐらいのエネルギッシュな方々ですぐさま準備を始めました。

にこにこ団の皆さんの餅つきとは他の餅つきとは少し違う「わっしょい餅つき」というもので、体も使い、声も出しながらみんなで楽しみながら行う餅つきです。
お母さんたちも頑張りました!

みんなでついたお餅は柔らかくて、とっても美味しかったですね。
外は雪でしたがみんなで歌って、踊って、会場はとても暖かくなりました!

今回は大雪となり、お客さんが少し少なかったのですが、逆にあの大雪の中で来てくれたお客さんとボランティアさんたちは本当に感謝しています。
みんなで楽しめる企画を、七ヶ浜の町民の皆さんと作っていけたらと思います。


主催:七ヶ浜町子育て支援センター
協力:未来予想図実行委員会、にこにこ団、東北学院大学 – 災害ボランティアステーション 、レスキューストックヤード