【第33報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(9月3日~5日)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
9月3日~9月5日までの活動報告です。

—————————————————————————
▼台風12号:大きな被害なく通過
—————————————————————————
9月3日~5日にかけて九州の西の海上をゆっくりと北上していった台風12号。地震により損傷した家屋へのさらなる被害や、地盤の緩んでいる地域での土砂崩れなどが心配されました。
住民の方々からは、相次ぐ災害で気が休まらないという不安の声を聞いていましたが、台風が通り過ぎた5日、RSYスタッフが町内を巡回したところ、目立った被害は見られず一安心。しかし、台風シーズンは続いており、余震もまだある中、これ以上被害が出ないことを願うばかりです。

—————————————————————————
▼仮設住宅巡回:顔が見える関係づくり
—————————————————————————
仮設住宅の完成に伴い、避難所からの移転が進んでいますが、「雨風が部屋のすき間から入ってくる」「道路から部屋の中が丸見えで落ち着かず、子どもや女性の防犯面も心配」など、新しい住まいでの困りごとがでてきています。

仮設住宅を巡回している役場職員からは、クーラーの設定温度が変えられず、18度設定のまま「寒い寒い」と長袖を着こんでいる一人暮らしの高齢者がいたとの報告を受けています。新しい家電製品の扱いがわからず、誰にも言えずに我慢したままの高齢者は少なくなく、生活の中で困りごとがないか丁寧に聞きとっていく必要があります。

テレビの設定方法ががわからず困っていた方のお宅には、役場からの依頼を受け、RSYスタッフが「あったか味噌汁プロジェクト」のお椀を届けつつ訪問。配線を繋ぎ、チャンネル設定してようやくテレビが見られるようになりました。住民の方も喜んでくださり、近況や震災当時の話など、色々なお話を聞かせてくれました。

RSYは仮設住宅を定期的に巡回し、心配な方についてはリスト化して、継続的に見守りができるよう準備を進めています。
また、2週間に1回、行政(福祉課・総務課・保健センター)、社協、熊本YMCAなどからなる「支援担当会議」に参加し、情報共有や個別支援計画の検討、生活支援プログラムの企画提案などを行っています。

<仮設住宅 住民の声>
・毎日仮設住宅をまわっていなさると?遠いところから本当にありがたいことねー。御船町はいいとこたくさんあるから、帰るまでにぜひ見に行ってね。(60代女性)
・寂しかー。一人でずっと部屋におる。ほんに寂しかよ。また来てね。待っとるけんね。(80代女性)
・狭い狭い言ってもしょうがないから、楽しむことにしたんです。私はインテリアが好きだけん玄関にグリーンを飾ろうと思っているんです。いいでしょ。(60代女性)

—————————————————————————
▼活動支援金募集
—————————————————————————
皆様からお預かりした大切な寄付金は、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立てます。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。