【第13報】九州豪雨水害に関わるRSYの支​援活動について(7月27日)

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
平成29年7月九州北部豪雨水害において、福岡県朝倉市と大分県日田市に現地入りしている浦野・松永からの報告をお届けします。
尚、九州地方の豪雨に続き、秋田県でも水害が発生しています。
現地には災害ボランティアセンターが設置され、支援活動が展開されていますが、ボランティアの数は少なく、こちらにも多くの人々の協力が必要です。
★全国社会福祉協議会 情報関連サイト
これに伴い、栗田は、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)からの派遣として、週末から現地入りすることになりました。災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)や、地元自治体、社協等関連団体らと、今後の支援体制について協議を行う予定です。
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▼日田市での活動の様子(報告:松永)
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松永は、地元の地域おこし協力隊と共に、外部NPO窓口、大鶴サテライト運営サポート、関係機関(行政、社協、自治会など)との調整機能として活動しています。その中で、住民らへの情報周知のための掲示板の設置、子どもの遊び場や、在宅の方々の休憩・憩いの場作りなどが課題として上がっており、実施に向けての検討も進んでいます。
〇避難所
・本日、夜明公民館(2世帯6名)を地域おこし協力隊、アドラジャパンらとともに訪問。12畳程度のスペースに6名が雑魚寝していた。マットレスの支給は人数分なく、もらえていない人もいた。また枕がないため座布団を枕にして生活していた。夕方は温泉に向けてのバス送迎があり。90歳を越すお年寄りもいる。
・現在は、避難所5ヵ所約50名程度が避難。しかし、足が不自由だがみなし仮設住宅の入居可能な場所が、高層階かつエレベーター無し等で入居できない方、また自宅に戻れるが避難所の環境がよく残っている方などがいて、避難所によって避難理由は様々。
〇みなし仮設住宅
保健師より、みなし仮設住宅入居者には、市が家電セット(エアコン・冷蔵庫・電子レンジ)を提供している。
〇支援団体の動き
・アドラジャパン:明日より、金~日まで看護師2名を派遣しVCの熱中症対策等で動く。その後は、今回を含めて3週間の看護師派遣を行う予定。
・曹洞宗ボランティア:被災者の保養企画を盆すぎに計画するために、ニーズ調査を行っている。
〇住民の声
50代女性
自宅を改装して、コーヒーを飲みながら住民が集う場をつくりたいと思っていた矢先の水害。上手くいかないねー。田んぼに山水が入ったことで、稲の周りが雑草だらけ。雑草があると稲と一緒に刈れんきだめね。種が落ちる前に刈り取って燃やさなね。
70代男性
ボランティアの人が来てくれて本当助かるね。みんな高齢だから、自分たちでなんとかしたくてもでんきからね。
70代男性
みんな話聞いてもらいたいんよ。高齢者の中で食事が取れん人がおるから、心配ね。
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▼朝倉市での活動の様子(報告:浦野)
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浦野は、ふるさと課(集落支援員)、介護サービス課らと連携し、全避難所7箇所への布団、シーツ、枕の導入に向けて活動しました。行政の物資倉庫在庫はあっても、人手や車の手配ができず物が早く行き渡らないとう課題があり、3週間経っても薄いマットで生活している方が半数いらっしゃいました。
運搬には、エフコープさんからトラックの手配と社員ボランティア2名の派遣を頂きました。また、ピースウィンズジャパンを通じて、避難者全員に対し、IKEAよりシーツの替えとタオルケットの配布が行われました。
○住民の声
60代男性
畳の部屋を頂いているので贅沢は言えんと思っていたけど、薄いパットでは背中が痛くてよう眠れんかったです。布団を替えるついでに、部屋をみんなで掃除します。ありがたいです。
80代男性
もう固いところで寝るのになれてしまったけど、布団の上で寝られるのはやっぱり極楽だねぇ。
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▼その他、インフォメーション
 これから被災地に行かれる方へ
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○ボランティアバスの運行情報
NPO法人 KIプロジェクト
○「災害ボランティア活動目からウロコの安全衛生プチガイド」
災害ボランティア活動を安全に行うためのガイドブックです。
事前に読んでから被災地に向かいましょう。
★発行:ボランティアの安全衛生研究会
○RSYホームページに「災害ボランティアの予備知識」を掲載しています。
服装や心構え、配慮する点などが紹介されています。
★RSYHP
○震つな冊子「水害にあったときに」~浸水被害からの生活再建の手引き~
水害にあってから再建までにやるべきことの手順が分かりやすく丁寧に書かれています。被災された方々も、支援者も必見。できるだけ早く避難所、在宅避難者の方々の手にお届けで居るよう、社協や支援団体らと協力して配布します。
★震つなブログに掲載
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▼寄付金ご協力のお願い(随時)
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※皆様からお預かりした大切な寄付金は、RSYスタッフの現地での活動や、被災地の方々の生活支援のために活用致します。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「九州豪雨災害支援のための寄付金」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。