RSY令和6年能登半島地震への対応(第9-1報)被災者のつぶやき

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。第9報以降は足湯や在宅避難者の個別訪問等でお聞きした被災者の「つぶやき」を中心に順次ご紹介致します。これら一つひとつの声から個別に必要なお手伝い、全体として対応が必要な生活課題を整理し、できるところから対応を進めています。震災から2か月が経ち、様々な心情が交錯する穴水町の今をご覧下さい。

#日本財団災害支援

(2024/2/6 女性・80代)
家は大丈夫だけど家の中は棚がたおれてる。バスで自衛隊の仮設風呂に行ったけど一人15分で交替。年寄りには無理。かけ湯だけで温まらなかった。

(2024/2/6 女性・80代)
地震の日は車で寝た。次の日からここに避難してきた。最初は余震が恐ろしくて寝れなかった。食事は時々温かい炊き出しを食べられている。自宅は(応急危険度判定で)赤札でめちゃくちゃ。でもこれからもできればこの町に住み続けたい。

(2024/2/6 男性・40代)
体重計に乗ることができていないので、自分の体重が分からず健康状態の変化に気づくことが難しい。ペットなどと触れ合えるスペースがあれば癒される。気分転換する場所がない。

(2024/2/6 男性・70代)
地震の時は命からがら家から逃げ出した。家は全壊し、これからどうしようか途方にくれている。娘と相談しながら考えたい。温かい炊き出しがある時は食欲が出る。

(2024/2/6 女性・60代)
(行政勤めの)息子と娘がいるが、2人とも帰宅時間が遅く迷惑がかかるからと車中泊してる。家は全壊だけど命があるし、こうして皆さんに良くして貰えて有難い。人生色々あって大変だけど、みんなも大変だから、ここに居られるだけありがたいです。半面、私は何もしてないし、私なんかが足湯なんてもったいない。ありがとうございました。

(2024/2/6 女性・70代)
自宅が赤判定だった。子供がいないから家は壊さないと思うけどどうなうなるかな。支援のお金を150万くらい貰ってもどうにもならない。家の片付けは親せきに手伝いに来てもらってる。自衛隊の風呂はコロナとかあるから怖くて行けないから、親せきの家に10日に1回入りに行ってる。

(2024/2/6 男性・70代)
自宅は公費解体して更地にしてもらうつもり。1/1は、津波がくるからと高台に避難しそれからプルートに来た。1週間イスに座って寝起きしていたけど、それが一番辛かった。お風呂にゆっり入りたい。

(2024/2/7 女性・70代)
避難所の中の人間関係がギクシャクしてきた。長くいるとお互い我慢がし合えなくなる時もあるから、日中はできるだけ外に出るようにしてる。近所の人がほとんどだから時々付き合いが難しい。

(2024/2/7 女性・80代)
避難所生活は、いろんな人と交流できて楽しいが、家に戻ると家が壊れているので落ち込んでしまう。片づけ作業をしたいが一人ではできなくて困っている。

(2024/2/7 女性・60代)
母屋がつぶれたので今は夫と二人で同じ敷地の事務所で生活している。電気ガスはあるが水がないので川の水をくんで洗濯している。

(2024/2/7 女性・70代)
野菜がとれないのが悩みなのよね。洗濯ができない(水が出ない)から週一で金沢に行ってる。顔見知りが多いのは最初はよかったけど、一か月も経つとちょっとね…言ってないことを言ったと言われたり、噂話が多くてね。そろそろ出ようと思うよ。ベッドとベッドの間に仕切りがないのもつらい。仕切りは届いてるみたいなんだけど、みんな使いたがらない。「なんで今更使うの?」って言われるのが気になる。

(2024/2/8 女性・30代)
布団にダニがいるかもしれず身体がかゆいのでダニ予防スプレーがほしい。カップ麺を1日1個たべているが野菜が食べたい。腰痛のための薬がもらえていないので、市販の痛み止めを飲んでいる。

(2024/2/8 女性・90代)
数日後に自宅に戻って一人で暮らす予定。避難所では温かいご飯を出していただき感謝している。これから自分ひとり生活できるか不安。

(2024/2/9 女性・70代)
主人と二人暮らし。自宅は黄色紙で、罹災証明のことはよくわからない。外壁が一部剥がれて窓も破損し、その部分は今ブルーシートで補修した。暖房は石油ストーブを使っているけど、町なかまで買いに行くのが大変。日中は自宅で片づけなどをして過ごし、食事は3食避難所で食べている。明日で避難所が閉じ、みんなで食事できなくなるのはとてもさみしい。災害ゴミが一杯あるけど、整理して出すまでに時間がかかって大変。

(2024/2/10 男性・50代)
5日間家で過ごしたが、雨漏りして車中避難にした。高齢の母は介護施設に行き、今は自分だが仕事をしながら車中避難している。今日明日は休みで、役所に行ったり、手続きしたりしている。3月半ばに住居が決まる。それまでは仕方がない。家は全壊している。

(2024/2/11 女性・70代)
汚い足をごめんなさい。家の状態が心配です。被害の写真を撮るよう言われたけど、倒れた家具を片付けてしまいました。もう一度倒れた状態にするのもおかしな話でしょ。夫は過労で入院してる。私も疲れたのか帯状疱疹ができてしまって娘も心配してくれているのよ。あー、こんな風に優しく温めてもらって手から背中へ楽さがつながっていきそう。本当にありがとう。

(2024/2/12 女性・40代)
自宅は一部損壊。子どもが食物アレルギーがあって症状がひどい。自衛隊の炊き出しはレトルトや缶詰が多いので食べられない。こんな時のための自助努力として、アレルギー用の食材は用意していたが底をついた。特殊食料なので一般スーパーでは購入できず物流が止まったので通販でも購入できなかった。無理して食べて体調が悪化。対応食をどこかにもらいに行きたかったけど、田舎なので以前に「普段きれいにしすぎ」「気にしすぎ」「過保護」などと言われたことがあり、要望は言い出しにくかった。小中高でもアレルギーの子はいるはず。今どう対処しているか非常に気にかかる。

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